白坂です、
文章のご確認、感謝しています。
ありがとうございます。
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さて、
現在は、政治は「民主主義」、経済は「資本主義」という価値観で運営されています。今回はこのことに関しての理解を深めていきたいと思います。
政治にしても、経済にしても、両方が「人」によって営まれていますので、結局、「民主主義」「資本主義」というのは、「人」の価値観が投影された考え方だと言えます。すなわち、
「平等」という価値観が投影されたものが「民主主義」
「自由」という価値観が投影されたものが「資本主義」
民主主義においての原則は、
・1人1票
・多数決
・最大多数の最大幸福
です。
「人はみんな平等である」という前提に立って、「どうすれば、みんなが平等の結果を得られるか?」という働きが政治における民主主義という考え方です。
価値観が「平等」の人は、みんなが同じ結果を得ることができていると共感できて幸せを感じられます。なので、
・みんなより「上」の結果を出している人を引きずり下ろそうとし
・みんなより「下」の結果を出している人を助けようとします。
政治とは「不幸の最小化」という考え方がありますが、平等という価値観の人たちにとっては格差の存在そのものが不幸の原因になっているので、「いかに格差を小さくするか?」というのが、政治が常に持ち続けている課題だと言えます。
一方、
資本主義の原則は、
・資本家が
・労働者を雇い
・利潤を追求する
です。
この資本主義には、みんなが同じ結果を得るという平等という考え方がありません。資本家は自由競争を通じて利潤を追求してます。だから、その自由競争に勝てば莫大な利潤を得ることができる代わりに、負ければ全く利潤を得られないという弱肉強食の考え方になっています。
なので、
繰り返しになりますが、
「平等」という価値観が投影されたものが「民主主義」
「自由」という価値観が投影されたものが「資本主義」
「民主主義」と「資本主義」では、そもそも投影されている価値観が違います。だから、
「平等」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは政治であり、
「自由」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは経済である、
だと言えます。
もし職業で言うならば、
「平等」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは政治家や慈善家であり、
「自由」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは経営者や投資家である、
だと言えます。
悩んでいる99%の人が理解できていないのは、
この大元の原則です。
すなわち、「平等」が価値観の優先順位1位のままで、経済的成功を目指している。頑張っているのに成功できないから、1番、苦しい。
「平等」が価値観の1位の人は、自分が格差そのものに不幸を感じ、みんなと同じ結果であることに幸せを感じる人です。であれば、利潤追求の自由競争は向いていません。そもそも本人が勝ち負けを望んでいませんから。
もし「平等」が価値観の1位であれば、経営者や投資家ではなく、政治家や慈善家を目指した方がいいです。その方が自分の価値観と生きる道が合っているので、幸せに生きられます。しかも人の役に立ちながら社会貢献をしていくことができます。
経済的成功は価値観の優先順位1位が「自由」である人にこそ向いている世界です。利潤追求に対しての自由競争だからこそ、人よりも勉強して、人よりも努力して、人より優れた結果を得ようとすることに、居心地の良さを感じる人にこそ適している道です。
民主主義は、
・1人1票
・多数決
・最大多数の最大幸福
という前提ですが、
資本主義は、
・1人1票
・多数決
・最大多数の最大幸福
という前提では「ありません」
民主主義が目指しているのが、格差のない平等な社会であるのに対して、資本主義というのは、明らかに階層型の社会ですから。
飛行機に乗るのに1番高い料金を出した人がファーストクラスの座席に乗って、1番の特別待遇を受けるのが公平であると考える考え方、、、それが「資本主義」です。
資本主義が実現しようとしているのは平等ではなく、自由です。自由競争で行われている資本主義の結果として、みんなが平等な結果を得るというのはあり得ません。もし、資本主義の前提が
・資本家が
・労働者を雇い
・利潤を追求する
であるということが本当に腑に落ちているのであれば、経営者や投資家が求めているのは利潤であり、自由競争に勝つことであり、そのために、
なすべきことをなす
・受験生だから勉強をする
・経営者だから売る
・投資家だから投資をする
なすべきことをなす
です。
みんなが1人1票を持ち合って、みんなで話し合ったり議論したりするのは経営者のするべきことでもなければ、投資家のするべきことでもありません。
数学の得意な人は数学の苦手な人と話合いなどしません
教える人と教わる人。そこにあるのは平等の世界ではなく階層型の世界。問題がまだ解けていない人が問題を既に解けている人に対して「私はこう思います」と言ったならば、
「思うな」
と一喝されて終わりという世界。なぜなら、まだ解けていないのだから。今まで解けていない頭で考えるのは、少なくても「資本主義」においては時間の無駄。
もし自由競争において本当に勝てるようになりたいのであれば、まだ解けていない自分の考え方に固執するのではなく、既に解けている人の思考に、サッサと入れ替える。
もし、そういう
・自由競争
・格差
・階層型の世界、、、
ということに違和感があって、間違っていると感じるのであれば、少なくても、その人は経営者や投資家は向いていません。向いていない道で努力し続けると、頑張っているのに上手くいかないから苦しいだけ、です。
「平等」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは政治家や慈善家であり、
「自由」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは経営者や投資家である、
もし自分の価値観を明確に理解できているならば、自分がちゃんと幸せになれる道を選ぶ。そうすれば、どんな人も
夢をかなえながら幸せに生きていくことができます
貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
追伸:
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