タグ別アーカイブ: 政治

幼児教育・保育の無償化 子どもの教育投資

ニュース解説

白坂です、   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   >「10月から幼児教育・保育の無償化が始まり、保育サービスの需要が高まるとの見方が強まっている。国からの補助を受け、一部の家庭が教育や保育に多くの資金を振り向けるとみて、認可外で英語教育などに力を入れる保育施設やベビーシッター、幼児教室は商機と捉える。」 (『日本経済新聞』より一部引用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・   流れを整理すると、 (1)今までは3歳から5歳までの子どもを幼稚園に通わせるのにお金がかかっていた (2)これからは幼稚園代として月:2万5,700円までの補助が出る (3)子ども一人当たりのお金が浮くので、そのお金を別の何かに振り向ける!?   お金を何かに振り向けるということ自体はとても良いことだと思います。 問題は、「何に投資して上げることが、子どもの今後の人生にとって最も効果が高いのか?」という【お金の使い方】です。     【子ども本人が今・この時・この瞬間で興味・関心を持っていること】に投資するのが正解     本当に頭が良い人というのは、大学受験の18歳時点で成績が良い人のことではありません。 もしかしたら、超難関大学に合格できるかもしれない秀才かもしれませんが、本当に頭が良い人ではありません。本当に頭が良い人というのは、18歳時点で成績が良い人のことではなく、     【好奇心】と共に、生涯に渡って学び続ける人     子どもの人生で最も大きな結果が出るのは、子どもが時間が味方にしながら人生を歩んでいる時。 つまり、学びに【複利】が働いている時。たとえ、1年間での学びは昨年よりもわずか20%増だったとしても、   ・18歳以降でも10年間ずっと学び続け、 ・18歳以降でも20年間ずっと学び続け、 ・18歳以降でも30年間ずっと学び続け、、、     【好奇心】と共に、生涯に渡って学び続ける人が最も頭が良くなる     ・子どもが今・この時・この瞬間に行きたがっている場所があるのであれば、その場所に連れて行ってあげることこそが最高の教育投資であり、   ・子どもが今・この時・この瞬間に持ちたがっている物があるのであれば・その物を実際に持たせてあげることこそが最高の教育投資であり、   ・子どもが今・この時・この瞬間にやりたがっている体験があるのであれば、その体験を実際にさせてあげることこそが最高の教育投資です。   親自身の価値観で「これにお金を使ってあげた方が良い」と頭で考えるのではなく、子どもをよく・よく観察した上で、本人の【好奇心】に投資をしてあげる。     飽き続ける人生が進化・成長の人生     ・「好奇心」→「とことんハマる」→「飽きる」 ・「好奇心」→「とことんハマる」→「飽きる」 ・「好奇心」→「とことんハマる」→「飽きる」」、、、   3歳から5歳の子が、今、この時・この瞬間に興味・関心を持っているものに対して、とことんハマらしてあげる。本人が飽きるまで徹底的に。もし飽きたとしたら無意識でも出来るようになったということ。つまり、1段階、進化・成長することができたということ。そういった本人の【好奇心】を大事にして、【好奇心】を満たすという体験をしていると、18歳の大学受験で燃え尽きるというようなことは起きません。     生涯にわたって【複利】で成長し続けることができています     だから、 親として「何に教育投資をしてあげることが、子どもにとって最大の効果があるか?」という問いに対しての答えは、ただ1つだけ。すなわち、今、この時・この瞬間に、子どもが興味・関心があることに対して投資してあげるというのが唯一の正解。     子どもの【好奇心】に対して投資してあげるのが、「投資 対 効果」が最大となっていきます     貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。 ありがとうございます。 それでは、また。   白坂慎太郎    幼児教育・保育の無償化 子どもの教育投資 追伸: メルマガやLINE@でも情報を発信しています。 ご登録頂いた方には特典教材(PDF200ページ以上)を無料で差し上げています。 → メルマガ登録 → LINE@登録  続きを読む

物価が上がらない理由は?

ニュース解説

白坂です、   物価ほど、統計上の「数字」と「実感」の違うものはないと思います。   1991年のバブル崩壊以降、2012年までの約20年以上に渡ってデフレ(物価下落)経済だと言われ続けてきました。2012年以降、日本銀行は「インフレ(物価上昇)目標:2%」を設定した上で、異次元の金融緩和などの金融政策を続けて来ています。   ただ、 発表される統計では「物価が下落している」とか「物価は上がっていない」というニュースこそ多いものの、実感として「日本の物は本当に安くなり続けている」という実感を持っている方はどれくらいいるのでしょうか??   ・スーパーに行っても ・コンビニに行っても ・レストランに行っても、、、   「いやぁ〜、昔に比べて随分と安くなったなぁ・・・」という実感を持っている方はほとんどいないのではないでしょうか?むしろ、「昔に比べて高くなっている・・・」という実感を持っている方が多いのではないでしょうか?だとすれば、この物価に対する「統計」と「実感」の差はどこから来ているのでしょうか? お金の「支出の仕方」と「頻度」     ・・・・・・・・・・・・・・・   【消費者物価指数】の「重要度」と「物価」(2015年と2019年8月との比較)を見てみます。   ・1位:食料品 (重要度26%)・・・物価:4.2%【上昇】 ・2位:住居  (重要度21%)・・・物価:0.2%下落 ・3位:交通通信(重要度15%)・・・物価:1.1%下落   上記3つが現代の生活必需品と言ってよいと思います。 (上位3つで重要度が62%)     そうすると、 重要度1位の食料品に関しては「ちゃんと」2015年度に比べて物価が4.2%も上昇していたわけです。   ・スーパー ・コンビニ ・レストラン、、、   などで「頻繁」に、しかも「直接」で支払っている食料品の価格は「ちゃんと」上がっていたために、実感として「物価が上がっていない」という実感が持てないわけです。むしろ、「物価は上がっている」という実感があり、そして、統計上も「ちゃんと」上がっていたわけです。   にも関わらず、 「物価が上がっていない」という統計になっていたのは、「住居」と「交通通信費」の物価が下落していたからです。この2つの項目は、「月に1回」で、しかも「口座引落」になっているために、「安くなっている」という実感を持ちにくいのです。   しかも、   住居はこれからも安くなっていくことが容易に予想されます。理由は簡単で、日本の総人口が減少しているからです。人口が減るということは住居を必要とする人が減るということです。であれば、住居の価格は東京の銀座や山手線の内側以外の地域は、基本、下がっていく方が自然です。   また、交通通信費に関しいては、総務省が「日本の通信費は世界に比べて高いので、もっと安くするように!」と「NTT」「au」「ソフトバンク」の3社に散々と圧力をかけ続けています。その割には価格はあまり下がっていないかもしれませんが、しかし、確実に下がっています。そして、これからも下落傾向が続くでしょう。   ここで注意をする必要があります。   ・重要度2位の「住居」は下落傾向 ・重要度3位の「交通通信費」も下落傾向   にも関わらず、 政府が「インフレ(物価上昇)目標:2%」を追求し続けていったならば、、、     1位の食料品は、これからも上がり続けることが容易に予想される     ・円安 ・消費税の増税 ・人件費の高騰、、、   人間の生活に最も必要で、1番、お金を直接で支払う機会の多い「食料品」の価格はこれからも上がり続けていく可能性があります。   「なぜ物価は上がらないのでしょうか?」 簡単です。     【統計】上では「住居」や「交通通信費」などの価格が下落しているから     統計というのは数字だからこそ正しいのは・正しいのですが、しかし、簡単に本質を見誤らせてしまう危険性も持っています。たとえ統計上の数字が上がっていなかったとしても、     生活に最も必需の食料品が上がっているのであれば、それは物価は上昇していると判断する方が自然     【統計】上の数字を見て、「物価が上がっていないから物価を上げる政策が必要だ」という判断は危険です。 時として【統計】よりも【実感】の方が大事です。食料品の価格が下がっているのであればともかく、食料品の価格は上がっています。であれば、物価を引き上げるための政策は必要ないと言えます。     経済は「数字」と「実感」の両方で判断してこそ本質をつかむことが出来ます     貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。 ありがとうございます。 それでは、また。   白坂慎太郎    物価が上がらない理由は? 追伸: メルマガやLINE@でも情報を発信しています。 ご登録頂いた方には特典教材(PDF200ページ以上)を無料で差し上げています。 → メルマガ登録 → LINE@登録  続きを読む

民主主義と資本主義

経営

 白坂です、文章のご確認、感謝しています。ありがとうございます。 まず、 4つの無料プレゼント中!→ ホームページ制作の前に!! さて、 民主主義と資本主義 現在は、政治は「民主主義」、経済は「資本主義」という価値観で運営されています。今回はこのことに関しての理解を深めていきたいと思います。 政治にしても、経済にしても、両方が「人」によって営まれていますので、結局、「民主主義」「資本主義」というのは、「人」の価値観が投影された考え方だと言えます。すなわち、 「平等」という価値観が投影されたものが「民主主義」「自由」という価値観が投影されたものが「資本主義」 民主主義においての原則は、・1人1票・多数決・最大多数の最大幸福 です。 「人はみんな平等である」という前提に立って、「どうすれば、みんなが平等の結果を得られるか?」という働きが政治における民主主義という考え方です。 価値観が「平等」の人は、みんなが同じ結果を得ることができていると共感できて幸せを感じられます。なので、 ・みんなより「上」の結果を出している人を引きずり下ろそうとし・みんなより「下」の結果を出している人を助けようとします。 政治とは「不幸の最小化」という考え方がありますが、平等という価値観の人たちにとっては格差の存在そのものが不幸の原因になっているので、「いかに格差を小さくするか?」というのが、政治が常に持ち続けている課題だと言えます。 一方、 資本主義の原則は、・資本家が・労働者を雇い・利潤を追求する です。 この資本主義には、みんなが同じ結果を得るという平等という考え方がありません。資本家は自由競争を通じて利潤を追求してます。だから、その自由競争に勝てば莫大な利潤を得ることができる代わりに、負ければ全く利潤を得られないという弱肉強食の考え方になっています。 なので、繰り返しになりますが、 「平等」という価値観が投影されたものが「民主主義」「自由」という価値観が投影されたものが「資本主義」 「民主主義」と「資本主義」では、そもそも投影されている価値観が違います。だから、 「平等」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは政治であり、「自由」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは経済である、だと言えます。 もし職業で言うならば、「平等」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは政治家や慈善家であり、「自由」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは経営者や投資家である、だと言えます。 悩んでいる99%の人が理解できていないのは、この大元の原則です。 すなわち、「平等」が価値観の優先順位1位のままで、経済的成功を目指している。頑張っているのに成功できないから、1番、苦しい。 「平等」が価値観の1位の人は、自分が格差そのものに不幸を感じ、みんなと同じ結果であることに幸せを感じる人です。であれば、利潤追求の自由競争は向いていません。そもそも本人が勝ち負けを望んでいませんから。 もし「平等」が価値観の1位であれば、経営者や投資家ではなく、政治家や慈善家を目指した方がいいです。その方が自分の価値観と生きる道が合っているので、幸せに生きられます。しかも人の役に立ちながら社会貢献をしていくことができます。 経済的成功は価値観の優先順位1位が「自由」である人にこそ向いている世界です。利潤追求に対しての自由競争だからこそ、人よりも勉強して、人よりも努力して、人より優れた結果を得ようとすることに、居心地の良さを感じる人にこそ適している道です。 民主主義は、・1人1票・多数決・最大多数の最大幸福 という前提ですが、資本主義は、 ・1人1票・多数決・最大多数の最大幸福 という前提では「ありません」民主主義が目指しているのが、格差のない平等な社会であるのに対して、資本主義というのは、明らかに階層型の社会ですから。 飛行機に乗るのに1番高い料金を出した人がファーストクラスの座席に乗って、1番の特別待遇を受けるのが公平であると考える考え方、、、それが「資本主義」です。 資本主義が実現しようとしているのは平等ではなく、自由です。自由競争で行われている資本主義の結果として、みんなが平等な結果を得るというのはあり得ません。もし、資本主義の前提が ・資本家が・労働者を雇い・利潤を追求する であるということが本当に腑に落ちているのであれば、経営者や投資家が求めているのは利潤であり、自由競争に勝つことであり、そのために、 なすべきことをなす ・受験生だから勉強をする・経営者だから売る・投資家だから投資をする なすべきことをなす です。 みんなが1人1票を持ち合って、みんなで話し合ったり議論したりするのは経営者のするべきことでもなければ、投資家のするべきことでもありません。 数学の得意な人は数学の苦手な人と話合いなどしません 教える人と教わる人。そこにあるのは平等の世界ではなく階層型の世界。問題がまだ解けていない人が問題を既に解けている人に対して「私はこう思います」と言ったならば、 「思うな」 と一喝されて終わりという世界。なぜなら、まだ解けていないのだから。今まで解けていない頭で考えるのは、少なくても「資本主義」においては時間の無駄。 もし自由競争において本当に勝てるようになりたいのであれば、まだ解けていない自分の考え方に固執するのではなく、既に解けている人の思考に、サッサと入れ替える。 もし、そういう・自由競争・格差・階層型の世界、、、 ということに違和感があって、間違っていると感じるのであれば、少なくても、その人は経営者や投資家は向いていません。向いていない道で努力し続けると、頑張っているのに上手くいかないから苦しいだけ、です。 「平等」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは政治家や慈善家であり、「自由」が価値観の優先順位1位の人が向いているのは経営者や投資家である、 もし自分の価値観を明確に理解できているならば、自分がちゃんと幸せになれる道を選ぶ。そうすれば、どんな人も 夢をかなえながら幸せに生きていくことができます  民主主義と資本主義 貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。ありがとうございます。それでは、また。 白坂慎太郎 追伸:4つの無料プレゼント中!→ ホームページ制作の前に!!続きを読む