大戸屋、上場来初の営業赤字

白坂です、

 

大戸屋、上場来初の営業赤字

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>「定食店を展開する大戸屋ホールディングスは、2019年4~9月期の連結営業損益が1億9000万円の赤字になったようだと発表した。」

(『日本経済新聞』より一部引用)

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(『四季報』より一部引用)

 

(『四季報』より一部引用)

(『Google検索』より一部引用)

 

上場来初で約2億円の営業赤字というニュース。

逆の言い方をすれば、今まではずっと黒字だったということです。結果、利益剰余金として15億円以上を積み上げてきていますから、短期的にはそれほど心配ははないように感じています。

 

ただ、

気になるのは長期的なこと。飲食業界全体が伸びていないということは言うまでもないことですが、大戸屋に関しては追加して、

 

【経営理念】が変わっている

 

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以前:

おかあさんの手作り料理を、お値打ち価格で提供する

現在:

人々の心と体の健康を促進し、フードサービス業を通じ人類の生成発展に貢献する。

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今の理念は、抽象的な文言で「いかにも理念」という感じですが、このような覚えにくい理念は、まず社員さんたちになかなか浸透しません。もし社員さんたちに浸透しないとしたら、お客様方や地域・社会には絶対に広がっていきません。

 

 

「そもそもお客様は、飲食店にそのような高尚な理念を求めているのか?」

 

 

人が「健康」を意識し始めているのは確かですが、しかし、「意識していること」と「実際の消費行動が変わるか?」というのは話は別。理由は簡単で、人は「論理の生き物」ではなく「感情の生き物」だから。頭で「健康を意識した食生活をした方が良い」と思っていたとしても、実際に食べたくなるのは「美味しいもの」です。つまり、飲食店というのは、どこまで行っても

 

 

「早くて」・「美味くて」・「安い」お店が繁盛する

 

 

その点からすると、大戸屋は以前の理念である「おかあさんの手作り料理を、お値打ち価格で提供する」の方が分かりやすかったように思います。大戸屋のご飯が美味しいか・どうかは主観なので、敢えて個人的なコメントは控えますが、少なくても「安くでご飯を食べられる」というのは客観的に確かだと思います。

 

であれば、ただ文字だけカッコいい抽象的な理念を目指すより、素直に、【「早くて」・「美味くて」・「安く」でご飯を提供するお店】という基本中の基本を追求し続けた方が、今後の成長の可能性があるのではないかと感じています。

 

大戸屋、上場来初の営業赤字

 

貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

白坂慎太郎

 

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