システム化のポイント
白坂です、
文章のご確認、感謝しています。
ありがとうございます。
まず、
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さて、
「どうすれば組織がシステムとなっていくのでしょうか?」
すなわち、
どうすれば組織から期待された一定の結果が秩序正しく出力されるようになるのでしょうか?
ポイントは3点あります。
まず最初の第1のポイントは、当然ですが、
組織の中に非常な好結果を出せる人が1人以上はいる
ということです。
最初は組織が作り出す結果には当然バラツキがあります。
しかし、その組織の中で1人以上は、非常な好結果を出せる人が必要です。
・もしその1人が70点だったら、組織として70点のシステムを創っていくことができます。
・もしその1人が80点だったら、組織として80点のシステムを創っていくことができます。
・もしその1人が90点だったら、組織として90点のシステムを創っていくことができます。
その非常に好結果を出せる人が「どのくらいの好結果が出せるか?」で、その後に構築されていくシステムの精度が変わります。低い結果のものをシステム化して行ったら、低い結果のシステムが構築されるだけ、です。もし高い結果が安定的に秩序正しく出力されるシステムを構築しようとしたら、その組織の中の1人以上は非常な好成績を出せる人が必要です。これが第1のポイントです。
次に、
第2のポイントは、マニュアル化です。
その組織の中にいる好結果を出すことができている人は
「なぜ、その好結果を出すことができているのか?」
「その人が無意識で行っていることを、数字や言葉で意識化するとどうなるのか?」
「その好結果をその人自身ではなく、高校生のアルバイトの方でも出来るようにするにはどうすればいいのか?」
ある組織の中で、たった1人の天才だけが出来ることであれば、その天才本人が直接やれば好結果が出ますが、別の人がやったら全然結果が出ません。つまり、組織の中で「誰がやるか?」によって結果に大きなバラツキが生じてしまいます。組織がシステムになりません。
もし組織がシステムになるとしたら、その1人の天才が出来ることを、高校生のアルバイトの方でも出来るようにしていく必要があります。すなわち、その天才が無意識にできていることを数字や言葉で表面化していく必要があります。そして、実際の数字や文字として目に見えないものを見えるものにしていく必要があります。
天才が10年で習得したものを高校生が3か月で体得できるようなマニュアルが必要になります
マニュアルという言葉にはネガティブな印象がついているかもしれません。
マニュアルが相手を言われたことしか出来ないまるで機械のような存在にしてしまうような否定的な解釈さえ行われがち、です。しかし、実際は逆です。マニュアルは極めて大事です。重要です。
かつては天才1人しか出来なかったことを高校生のアルバイトの方でも出来るようにしてしまう魔法の書です
もしマニュアルが相手をマニュアルに書いてあることしか出来ないマニュアル人間にしているという批判が当てはまるとしたならば、マニュアルがない組織は
そもそも書いてあるものが何もないのだから全く何も出来ない人を放置し続けることになります
マニュアルがなければ、天才がやれば好結果が出て別の人がやったら全然良い結果が出ない状態が永久的に続くことになります。組織から出力される結果のバラツキが尋常ではなく大きいままで放置されてしまいます。それは、好結果を出せない人たちの責任ではなく、
マニュアルを作ることをサボっている経営陣の怠慢
です。
もし仮にマニュアルが、相手をマニュアルに書かれていることしか出来ないマニュアル人間にしてしまったとしても、かつては天才にしかできなかったことを誰でも出来るようにしているのですから、マニュアルの功績はあまりに大きいと言えます。と言うことで、システム化の第2のポイントは、マニュアル化、です。
そして、
最後の3番目のポイントは、
常なる改善
です。
いわゆる「PDCAサイクル」をグルグル・グルグル回し続ける、ということです。
・P(plan:仮説):「このマニュアルでやれば、あの天才と今度入った高校生アルバイトの方で同じ結果が出せるのではないか?」
↓
・D(Do:実行):「実際に高校生アルバイトの方にマニュアル通りにやっていただく」
↓
・C(Check:検証):「あの天才と高校生アルバイトの方がやった結果の差はどれくらいだったか?」
↓
・A(Action:改善):「結果のバラツキをなくすには、マニュアルをどのように改善すればよいか?」
「PDCAサイクル」をグルグル・グルグル回し続けます。
いつまで?
結果のバラツキがなくなり、期待された結果が【秩序正しく】出力されるまで
と言うことで、
まとめます。
安定した結果を秩序正しく出力し続けるための『システム化のポイント』は、
(1)その
組織の中に好結果を出すことが出来る人が1人以上いる
(2)マニュアル化
(3)常なる改善
です。
そうすれば、かつては天才だけが出すことが出来ていた好結果を、高校生アルバイトの方でも当たり前に同じ結果を出し続けられる
秩序正しいシステムとしての素晴らしい組織を構築することに成功できています
貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
追伸:
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