タグ別アーカイブ: コンビニ

セブン、店舗指導の社員千人減へ

ニュース解説

白坂です、    セブン、店舗指導の社員千人減へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・   >「 セブン―イレブン・ジャパンが店舗指導を担当する現場社員について、現状の約3千人から約千人減らす組織改編を検討していることが分かった。オーナーの業務代行など店舗支援を担う部署に配置転換する方向で、既存店の人手不足を補うのが狙いとみられる。早ければ来年3月にも着手する見通しだ。」 (『共同通信』より一部引用)   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   【従来】: 本部(上) ↓ FC(下) 本部がFCを指導する。   目的: ・ブランドイメージを統一する ・どのお店でも同じ品質のサービスを提供する ・他のお店の成功事例を共有する   ・・・・・・・・・・・・・   【今回のニュース】 本部 = FC(対等) 本部社員は指導者ではなく支援者へ   ・・・・・・・・・・・・・・・・   【今後に予想される事態】 FCのお店そのものがドンドンなくなっていく (1)商圏内の人口減少、、、、 (2)FCオーナーの高齢化 (3)従業員の人手不足   本部側で予想される対応: ・不採算店は閉鎖 ・採算が取れているお店は「直営化」または本部の社員を「FCオーナーへ」   ただ、 社員としてオーナーを管理・指導する仕事と、実際に自分がオーナーとしてお店を経営するのでは求められる資質や経験が全然違う。たとえ決算書上では黒字が計上されていたとしても、いざ衰退への逆回転が始まったとしたら速いです。コンビニが成長産業で夢実現のために仕事をしていたのも、今や昔。これからは、     次々に噴出し続ける問題に後手・後手で対応しなければならない厳しい経営が予想されます。    セブン、店舗指導の社員千人減へ   貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。 ありがとうございます。 それでは、また。   白坂慎太郎   追伸1: 総再生回数:1,100万回超! 登録者数 : 28,000人超! →【大好評】YouTubeチャンネル   追伸2: メルマガやLINE@でも情報を発信しています。 ご登録頂いた方には『4つの特典教材』を無料で差し上げています。 → メルマガ登録 → LINE@登録  続きを読む

セブンイレブン、残業手当の未払いを謝罪

ニュース解説

白坂です、    セブンイレブン、残業手当の未払いを謝罪 ・・・・・・・・・・・・・・・・・   >「セブン―イレブン・ジャパンは、2001年に残業手当の計算式の設定を誤り、フランチャイズチェーン(FC)加盟店従業員の残業手当の一部が支払われてなかったと発表した。データの確認できた範囲で対象者は3万人、支払総額は4億9000万円に上る。」 (『日本経済新聞』より一部引用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・   【本部→ FC→ 顧客】 コンビニ業態というのを、まさにゼロから立ち上げて、そして日本全国に普及させてきたセブンイレブン。その原動力は、常にFCの先にある顧客を見続けてきたことにあります。すなわち、   マーケティング   鈴木敏文(名誉顧問)氏の座右の銘は「変化対応」。 時代は常に変化し続けている。顧客は変わり、顧客のニーズも変わり続けている。   その変わり続ける「顧客にとっての便利さ」を追求し続けたことで、コンビニ業態は右肩上がりでドンドン成長していきました。セブンイレブンは最も顧客視点で物事を考え続けてきた企業だと言えると思います。   【本部→ FC→ 顧客】   顧客に焦点を当て続けていたからこそ、身近なFCへの管理体制が甘かったと言わざるを得ない状況です。つまり、売上向上という攻めは常に意識されていたけれど、管理という守りは相対的に重要視されていなかったということだと思います。   なにせ、今から18年前の2001年時点で労働基準監督署から指摘を受けていたにも関わらず事態が放置されていたということであれば、問題を軽く見ていた言わざるを得ません。社労士事務所など残業代の専門家集団と連携していれば、2001年時点でトックに解決できていたはずですから。。。   過去に管理が甘かったことが、今になって、FCと消費者の信頼を失い始めることに繋がっている。。。   業界が成長している時は「攻め」が強ければ業界とともに成長し続けることができます。 ただ、業界が衰退して始めている時に過去の管理の甘さが噴出してくると、まさに「弱り目にたたり目」です。今までの右肩上がりの成長が完全に逆回転し始めて、今度は右肩下がりになっていく危険性さえ十分に出てきてしまいます。 なので、 たとえ成長速度が一時的に遅くなったとしても、   とにかく守りを固めながらの堅実な成長を目指し続けていくことが改めて大事なことだと感じています。    セブンイレブン、残業手当の未払いを謝罪   貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。 ありがとうございます。 それでは、また。   白坂慎太郎   追伸1: 総再生回数:1,100万回超! 登録者数 : 28,000人超! →【大好評】YouTubeチャンネル   追伸2: メルマガやLINE@でも情報を発信しています。 ご登録頂いた方には『4つの特典教材』を無料で差し上げています。 → メルマガ登録 → LINE@登録  続きを読む

ファミリーマート利益3割増

ニュース解説

白坂です、   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   >「ファミリーマートの2019年3~8月期は、本業のもうけを示す連結事業利益が450億円前後となり、前年同期と比べ3割程度増えたもようだ。前期にふくらんだ「サークルK」「サンクス」の「ファミリーマート」ブランドへの転換費用が減ったほか、販売促進費などチェーン本部予算を効率化した。総菜など独自商品の販売も伸びた。」 (『日本経済新聞』より一部引用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・   経費削減の努力を功を奏して利益が昨年対比で3割増えたというニュースです。 しかし、ファミリーマートに限らず、セブンイレブン・ローソンなどを含めてコンビニ業界が概して投資対象としては非常に厳しい業界だと言わざるを得ません。理由は簡単で、     人材不足     ・少子化により日本の総人口が減少 ↓ ・従業員も減少 ↓ ・海外からの留学生などで人材を補充、、、   ただ、 やはり人材の不足感が強いため、十分な期間の研修や教育を経ないままにどんどん「研修中」というネームをつけた外国出身の方々が働いています。なので、明らかに従業員の質が低下しています。外国出身の方々だからではありません。違います。研修や教育が十分ではないのに現場に出ているということが原因です。1番は、     単品管理が全然できなくなっている     今回のファミリーマートに限らず、セブンやローソンなども含めて、とにかく空白の棚が増えてました。 コンビニという限られたスペースでも収益を上げるためにはス、ーパーなどに比べて棚の効率が生命線です。 たとえ店舗面積が狭かったとしても、売れ筋商品をどんどん積極的に棚に並べて、棚効率の良さで利益を上げていくというのがコンビニの必勝形です。   なので、   コンビニが右上がり成長の場合は、攻めの発注管理をしていました。 つまり、たとえ売れなかったら在庫になってしまうというリスクがあったとしても、棚には何も並んでいないという機会損失を何よりも避けていました。なので、売れ筋商品であれば多め・多めで現場が本部に対して発注をしていました。   結果、売れている商品は大胆にたくさん並べられていました。賑わい感がありました。 在庫リスクを抱える代わりに、とにかく機会損失を避けるという攻めの発注管理を行なっていました。 それが人材不足が起きる前の時代のコンビニでした。   ところが、 今は人材不足のために、商品補充やレジ係だけで手一杯で、1品・1品の売れ筋を分析する単品管理まで現場が全然回っていません。だから、棚に商品が何も並べられていないという大いなる機会損失が日常化してしまっているのです。 ・現場のスタッフたちに、機会損失というのがどれほど大きな痛手なのかという教育が徹底されていない。 または、 ・オーナーや店長が経費を抑えたいという守りの姿勢に入っている。   いずれにしてもコンビニでは致命傷となる限られたスペースにも関わらず機会損失が日常化しているという現場からして、コンビニ業界の将来は相当に暗いと言えます。この辺は、単に決算書の数字やニュースなどを見ているだけでは見落としがちになります。大事なのは、     現実の消費者感覚     投資の判断にとても大きいのは現場感覚です。 たとえ、どれほど決算書の数字が好調でニュースではプラスの報道が行われていたとしても、意外にして最も当てになるのは現場の感覚。何の商品も並べられていない棚が日常化しているという現実を見ていると、コンビニ業界は投資対象から簡単に外して行くことが出来ると思います。   貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。 ありがとうございます。 それでは、また。   白坂慎太郎    ファミリーマート利益3割増 追伸: メルマガやLINE@でも情報を発信しています。 ご登録頂いた方には特典教材(PDF200ページ以上)を無料で差し上げています。 → メルマガ登録 → LINE@登録  続きを読む