白坂です、
リスクというカタカナは、
色々な意味で解釈されています。
たとえば、
(1)
リスクとは危険性。
だから、
・危険なものはリスクが高い
・安全なものはリスクが低い
(2)
リスクとは変動幅
だから、
・変動幅が大きいのはリスクが高い
・変動幅が小さいのはリスクが小さい
(3)
リスクとは不確実性。
だから、
・不確実なものはリスクが高い
・確実なものはリスクが低い、、、
このように、
リスクというカタカナは
色々な言葉として解釈されます。
では、
リスクの本質は何なのでしょうか?
「何がリスクの大元になって
いるのでしょうか?」
リスクの根源になっているのは、
【時間】
つまり、
・短い時間はリスクが小さい
・長い時間はリスクが大きい
この
【時間】こそがリスクの本質。
たとえば、
銀行。
銀行の事業構造は
・預金金利と
・貸出金利の
・金利差で収益を得る
です。
なぜ
「預金者に支払う金利」と
「貸出者から受け取る金利」に
差があるのでしょうか?簡単です。
時間の差
銀行は預金者からお金を借りています。
しかし、預金者自身は、銀行に対して
長期でお金を貸しているという感覚は
ありません。なぜなら、
引出したい時は、いつでも引き出せるから
極論、
毎日、引き出そうと思えば引き出せます。
だから、
預金者は事実上、銀行にお金を貸していますが、
貸し手である預金者は長期でお金を貸している
感覚はありません。
預金者が採っているリスクは、
1日・1週間、1か月、、、というリスクであり、
10年・20年・30年、、、というリスクを
採っているわけではありません。
なので、
個人が銀行に預金という形でお金を貸しているのは、
あくまで「短期貸付」です。
一方、
銀行が企業にお金を貸したり、
個人に住宅ローンなどで融資したりするのは、
10年・20年・30年、、、単位です。
つまり、
銀行は、10年・20年・30年、、、
という
【時間】というリスクを採っています。
たとえば、
銀行が10年で貸す1,000万円は、
10年後はインフレやデフレなどで
価値が変わっているかもしれません。
もしかしたら、
10年後に1,000万円全額を
返済してもらえていないかもしれません。
銀行は長期というリスクを採っています。
だから貸出金利は高い。つまり、
リスクの本質は【時間】の長さ
だということです。
全く同じ結論のことを、
もう1例:「働き方」で考えてみましょう。
世の中には、
・時給で働く人もいます。
・日給で働く人もいます。
・月給で働く人もいます。
・年棒で働く人もいます。
・生涯資産で働く人もいます。
・時給で働いている方が
採っているリスクは1時間です。
>「1時間、働きました。
だから、1時間分の賃金をください。」
働く人が違ったとして、
結果の差が大きく出るでしょうか?
ほとんど出ません。
どれほど才能があって、
実力がある人だったとしても、
1時間で出来ることというのは
たかが知れています。
もし、
勝負が1時間勝負だったら、
誰がやっても、ほぼ同じ結果が出ます。
時給という
採っているリスクが1時間単位の場合、
他の給与体系に比べて、やはり得られる
報酬は小さくなります。
日給であれば、
1日という【時間】のリスクを採っています。
月給であれば
1か月という【時間】のリスクを採っています。
年棒であれば
1年という【時間】のリスクを採っています、、、
長い期間になれば・なるほど
どうなるでしょうか?
当然、
結果の差も大きくなります。
仮に、
時給で働いていた2人が、1時間後の成果としては
ほとんど同じ成果しか得られていなかっとしても、
いざ年棒で働いたら、1年後の成果には
大きな結果の差が出ているかもしれません。
理由は簡単で、1時間で出来ることは
たかが知れていたとしても、
1年だったら、結構なことがやれている
から、です。
言うまでもなく、
10年であれば大差です
1時間ごと、、、であれば、
・危険は少なく
・結果の振れ幅も小さく
・不確実性も小さい。だから
得られるリターンも、当然、小さい。
10年ごと、、、であれば、
・危険は大きく
・結果の振れ幅も大きく
・不確実性も大きい。だから
得られるリターンも、当然、大きい。
もし、
リスクの本質中の本質が
【時間の長さ】だということが
腑に落とせたとしたら、
短い時間での無理な要求はしなくなる
たとえば、
生まれたばかりの赤ちゃんは、
1年間で、とんでもなく成長します。
・首が座って
・寝返りが出来るようになって
・ズリバイが出来るようになって
・つかまり立ちが出来るようになって
・立って、
・歩いて、
・言葉を話し始めます。
しかし、
1年かかるものはかかります。
たとえ、どれほど才能がある子だったとしても、
どれほど優れた教育方法だったとしても、
1年を半年、半年を3か月、3か月を1か月、、、に
短縮していくことは出来ません。
昨日の赤ちゃんと、
今日の赤ちゃんであれば、
外見上の違いは、ほとんど気づけないほど
本当に微差です。
1年後の赤ちゃんに期待できることを
明日の赤ちゃんに期待することは出来ない。
このように、
もしリスクの本質が【時間の長さ】だと
本当に腑に落とせたとしたら、
ローリスク=ハイリターンという
都合の良いことは考えない。
短い時間しかかけないけれど、
大きな成果を上げられるなど幻想。
たとえ、
ギャンブル的なものに一時的に勝てたとしても、
マグレは2度・3度、、、と続かない。
いずれ、勝ったり・負けたり、、、となり
トータルでは、ちゃんと、投じた時間に
見合うリターンに落ち着いている。
リスクとは【時間の長さ】
もし、
大きなリターンを期待するならば、
最初から、長い時間を投じるつもりでいること。
・土地を耕し
・水を引き入れ
・田植えをし、
・草刈りや害虫駆除などの管理をしながら
・秋の収穫まで、かけるべき時間をかける
短い時間単位で効率よくリターンを
求め続けるのは、結局、ずっと時給単位で
働き続けるのと同じ。
投じている時間が短いということは、
採っているリスクが小さいということなので、
当然、得られるリターンも小さくなる。
本質は、
いつもシンプル。
リスクとは【時間の長さ】
大きなリターンを期待できるのは、
長い時間を投じた場合だけ。
つまり、得られる結果というのは、
「どれくらい先のために、何をやっているのか?」
に尽きる、
ということです。
今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。
白坂慎太郎
追伸: