思い通りにいかない時に
白坂です、
文章のご確認、感謝しています。
ありがとうございます。
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さて、
結論から言うと、
【思い通りにいかない時にこそ器が広がります】
人は思い通りにいかない時にイライラします。
基本、自分の頭の中で自分なりの計画があり、「この後は、こうやって、こうやって、、、こうすれば上手くいくだろうな」という予定があります。イライラするというのは、その自分なりの計画が崩されているからです。自分の予定通りに行かなくなりつつある現実を、自分の思い通りの方向へと戻すための行動を取るための原動力が、イライラという感情です。
・自分の頭の中には、自分なりの計画がある
↓
・目の前の現実は、自分の想定通りに行っていない
↓
・想定通りに行っていない現実を、想定通りの方向に戻すための行動が必要
↓
・その行動を生み出そうとするための感情がイライラ
イライラするというのは、それ以前に、計画を立てたりなど事前準備をしていたからです。だから、必ずしもイライラという感情そのものが悪いわけではありません。そのイライラという感情があるからこそ、途中でいろいろな想定外のことが起きても、最終的には目指していた目標達成の方向へ修正できると言い方もできます。ただ、
【思い通りにいかない時にこそ器が広がります】
具体的には、自分の思い通りに行かせることよりも、目の前にいる大事な人との人間関係の方を、より重要だという言動を取り続けることができるか・どうかが試されます。
物理の法則として、物と物が接すればその接点に摩擦が生じます。物と物が接しているにもかかわらず、摩擦が生じないということは、少なくても、ここ地球ではあり得ません。
同じように、人と人が接すれば、その接点に必ず摩擦が生じます。人と人が接していながら、その2人の関係の中に摩擦が全く生じないということはあり得ません。ただ偶然にエレベーターに乗り合わせただけというような相手とは摩擦は生じないかもしれませんが、その2人にはそもそも人間関係がありません。親子だとか、兄弟だとか、夫婦だとか、同じ会社の人間だ、、、とか、そこに何らかの人間関係があれば、摩擦は必ず生じ得ます。
人は摩擦を避けたいがゆえに、人間関係を避けたいのだと思います。人と距離を取りたい。1人になりたい。1人の時間が欲しい。それは、摩擦を避けたいという想いから生じる心理なのだと思います。
ただ、1人は1人です。1人でできることもたくさんありますが、1人の世界は有限です。限界があります。たとえある程度のことはできたとしても、大きなことはできません。大きなことは多くの人たちとの協力があってこそ初めて出来ます。だから、
自分の計画よりも、目の前の人との関係性をより重視できるか・どうか?
人は大きくは2種類の選択をとり得ます。
すなわち、
・目の前の人との関係性を悪化させてでも、自分の計画通りに行かせることを重視するか?
それとも、
・たとえ自分の計画通りに行っていなかったとしても、目の前の人との関係性を重視するか?
たしかに、1つ・1つ、自分の計画通りに行かせることを重視していると、その時・その時は上手くいきます。
ただ、自分の思い通りに物事が進めば文字通りの想定通りとなり、決して、想定を大きく超える結果にはなりません。何より短期的です。一時的です。次は次で、またゼロから計画を立てて、そして計画通りに行かせようとする必要があります。つまり、蓄積がありません。
一方、
たとえ今、目の前で起きている現実は自分の計画通りではなかったとしても、そこで湧き上がるイライラという感情を制御して目の前の人との関係性を重視した場合は、短期的には欲しい結果を得られません。イライラという感情とともに行動をしたら得られたかもしれない望む結果を手に入れられないかもしれません。しかし、良い関係性は残ります。つまり、蓄積があります。しかも何より長期的には
予測をはるかに超える結果を得られる可能性がある
確実というのは不確実性がないということです。良くも悪くも想定通り。だから不安を感じることがなかったとしても、予想外の出来事に大きくよろこぶ機会もありません。「これくらいの結果が出るかなと思ったら、予想通りにこれくらいの結果が得られた」ということになります。
しかし、
不確実性があるということは、良くも悪くも想定を超える可能性を持っています。結果が悪い方向へ振れる可能性もあるので不安も湧き上がってきますが、しかし、予想外の結果が得られて大きくよろこべる可能性を持っています。「これくらいの結果になると思っていたら、予想を超えてこんなに大きな結果が出た」ということも起こりえます。だから、
【思い通りにいかない時にこそ器が広がります】
イライラという感情は思い通りに行っていない時に湧き上がる感情です。だから、イライラという感情に従えば、思い通りに戻すことはできるかもしれませんが、たとえ実現したとしても思い通りです。想定を大きく超えるような結果にはつながりません。もし、想定を大きく超える結果を得たいということであれば、イライラという感情に従わない。制御する。たとえ不安を感じたとしても、不確実性を楽しみ、計画通りの進行よりも
目の前の人との関係性の方を重視する
人間関係は摩擦を生む代わりに、相乗効果を生む可能性も持っています。
1+1の結果が2ではなく、4、8、16、、、と飛躍的に大きくなっていく可能性を持っています。
だから、思い通りにいかない時は機会です。
【思い通りにいかない時にこそ人としての器が広がります】
貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
追伸:
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