eスポーツなぜ人気?
白坂です、
eスポーツとは、「コンピュータゲーム上のスポーツ」のことです。
具体的には、
・コンピューターゲームを競技として行う
・競技としてのコンピューターゲームをやっているのを観戦する
eスポーツの全世界大会なども開催されています。
中には優勝賞金が1億円という大会も行われていたりします。
「なぜ、eスポーツはこれほど人気が出てきたのでしょうか?」
ゲームそのものが高度になり過ぎたから
今回は、たとえば『ストリートファイター』という格闘ゲームを1つの例として挙げてみたいと思います。
まずは、爆発的に売れて国民的ゲームとして人気となった『ストリートファイターⅡ」以降の販売本数から確認してみましょう。(日本国内限定)
・ストリートファイターⅡ・・・・290万本(1992年)
・ストリートファイターⅢ・・・・ 6万本(2000年)
・ストリートファイターⅣ・・・・ 21万本(2009年)
・ストリートファイターⅤ・・・・ 6万本(2014年)
ゲームの品質そのものはⅡから順に、どんどん・どんどん良くなっています。
にも関わらず、販売本数はピークのⅡからすると40分の1以下にまで落ち込んでいます。
なぜでしょうか?
ゲームそのものが高度になり過ぎたから
たとえば、ストリートファイターⅡが290万本も売れたのは格闘ゲームの初心者がたくさん購入したからです。周りの人たちもみんな初心者ばかり。ゲームそのものは簡単。だから、多くの人たちがゲームを楽しめたわけです。
ストリートファイターⅡをやり込んでくれた熱狂的なファンの人たちの声が、Ⅲ以降の開発に活かされていくことになります。結果、
・ゲームの品質そのものはどんどん向上し、
・ゲームをする人たちの技能はどんどん向上し続けた結果、
1番、人数が多い初心者ではもはや手が出ないゲームになっていった
いわゆる「イノベーションのジレンマ」という現象です。
製品の品質を上げていけば・いくほど高度になり過ぎて、最も人数が多い大衆が離れていってしまうわけです。
だから、たとえば最新作の『ストリートファイターⅤ』を格闘ゲーム初心者が何気なくやってみたとしても、熟練してやっているプロのゲーマーたちには全く歯が立たないわけです。人は、「勝つ確率が50%、負ける確率が50%」の時に最もやる気が出ます。やっても100%負けると分かっているのであれば、まずやろうとは思いません。
結果、最新作の『ストリートファイターⅤ』などは日本国内では6万本しか売れなかったわけです。
初心者には難し過ぎるから。
しかし、
作品そのものは新しい作品であれば・あるほど、素晴らしい作品になっています。
そして、本当にごく限られた一部のプレイヤーたちは、最新作:『ストリートファイターⅤ』において、ものすごく高度な技能を持っています。ある意味、芸術とも言えるほどのテクニックを持っています。なので、ゲームを実際にプレイする人こそ激減してしまったものの、
芸術的な域にまで達している高度なプレイを観戦したいと感じる人は爆発的に増えた
ちょうど、リアルのサッカー観戦と同じような感覚です。
世間99%の人たちは、サッカーでそこまで高度なプレイは出来ません。
出来ませんが、サッカーの超一流のプレイを観戦したいと思う人たちはたくさんいます。
今、一部のゲームはそのように、
自分がプレイするものから、【超一流のプレイ】を観戦して楽しむものへ
変わりつつあります。
それが、eスポーツが人気が出た最大の理由です。
貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
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