キャッシュレス導入で楽天が成功
白坂です、
出典:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」(2018年4月)
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韓国が89%の取引がキャッシュレスなのに対して日本は18%ですから、日本はキャッシュレスの進展に関しては他の先進国に比べて大きく遅れていると言えます。「なぜ日本ではキャッシュレス決済が進展しないのでしょうか?」
日本企業は99%が中小企業だから
中小企業は、目先でのお金の支出を嫌います。
今回のキャッシュレス決済に関して言えば、
・キャッシュレス決済の【導入】に費用がかかることを嫌う
・決済の度に支払わなければならない【手数料】に費用がかかることを嫌う
とにかく目先での支出を嫌います。
なので、企業の規模が小さければ・小さいほどキャッシュレス決済を導入しようとしません。
特に、個人商店、商店街など、一般消費者と接している小売店でキャッシュレス決済が普及していかないわけです。
そんな中、
思い切ってキャッシュレス決済を導入して成功した企業があります。
楽天です。
楽天は三木谷社長の【鶴の一声】で、
・野球:楽天イーグルスの本拠地である「楽天生命パーク宮城」と、
・サッカー:ヴィッセル神戸の本拠地である「ノエビアスタジアム神戸」の2球場で
完全キャッシュレス化をやっています。
・チケットの購入
・グッズの購入
・飲食物の購入、、、
全てをキャッシュレス化したわけです。
結果、
両球場とも、売上が昨年対比で25%以上も上昇しています。
思い切った実験だったわけですが大成功を収めています。
「なぜ、キャッシュレス化を進めると売上が増えるのでしょうか?」
それは、
人は、簡単になれば・なるほど、その行為を行おうとするから
もし現金での支払いとなると、当たり前ですが、お財布の中身を気にします。
・「今、お財布の中に現金はいくら入っているのか?」
・「あまり入っていないから、銀行に現金をおろしにいかなければならない」
・「お財布の中に1万円札しか入っていないので、できれば崩したくない」、、、
お財布の中身を気にすれば・気にするほど、お金を支払うことに対して心理的な抵抗が高まります。
出来ることならば、お金を使いたくないと思います。
しかし、
もしお財布の中身を気にする必要がなく、極論、スマホを「ピッ」とかざすだけで決済できるとなると、お金を支払うことに対する心理的な抵抗が相当に下がります。決済が簡単になれば・なるほど、
気楽にお金を支払うようになる
同じ日本人でさえ現金決済よりもスマホ決済の方だと、支払いに対しての心理的な抵抗が下がります。
まして、海外からの観光客に関していうならば「円」への両替の手間が必要となくなるだけに相当に支払いへの抵抗が下がります。結果、企業側からすると
売上が大きく増える
結局、目先の費用を支払う決断をするだけ、です。
すなわち、
・キャッシュレス決済【導入】の費用
・決済の度に支払う【手数料】
この2つを負担するという「決断」するだけ、です。
もしかしたら、導入に数万円がかかって、決済の度に数%の手数料がかかってしまったとしても、毎日の売上が25%とか増えるのであれば、圧倒的に得になります。単純な算数です。
・キャッシュレス決済を導入したことで売上が25%増えた
↓
・キャッシュレス決済を導入したことで手数料が4%増えた
↓
・結果、「25%ー4%=21%」の利益が増える。
キャッシュレス決済が進展すれば・するほど【景気が良くなっていく】ということです。
貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
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