Shinta corporate site

Newsお知らせ

ビットコインがGoogleの量子コンピューター警戒で価格急落|意外と誤解されているビットコイン最大の特徴とビットコイン登場時から抱える問題とは?

白坂です、

 

ビットコインがGoogleの量子コンピューター警戒で価格急落

意外と誤解されているビットコイン最大の特徴とビットコイン登場時から抱える問題とは?

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

>「代表的な暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格が急落している。

米グーグルが同日、量子コンピューターを使って複雑な計算問題を極めて短時間で解いたと発表し、ビットコインのセキュリティが機能しなくなるとの懸念が売りを招いているようだ。

(『日本経済新聞』より一部引用)

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

仮想通貨は、暗号通貨とか暗号資産と呼ばれることから、暗号技術に1番の特徴があると考えている方も多いのかもしれません。

 

たとえば、ビットコインのデータの承認作業であるマイニングは、簡単に言えば、数学の総当たり戦を1番速く解けた人が承認作業が出来た上で、新しいビットコインを報酬として得られるという形式でやっています。今で既にスーパーコンピューター同士で競争をしていますが、それが量子コンピューターが実用化したら、「その量子コンピューターが簡単に問題を解けてしまうのではないか?」という懸念があるというわけです。

 

 

ナンセンス

 

 

量子コンピューターの登場は、ビットコインの最大の特徴とは何の関係もありません。そして、ビットコインが抱えている最大の問題とも関係がありません。それは、仮想通貨の最大の特徴が使われている暗号技術にあるという誤解から生まれているだけのニュースです。

 

まず、

 

ビットコインの最大の特徴というのは使われている暗号技術にあるのではなく、分散型台帳にして、みんなで不正を監視し合っている所にあります。仮に、量子コンピューターによって暗号を破ることが出来たとしてデータを改ざんすることが出来たとしても、その改ざんされたデータは承認されません。みんなが見ることができる分散型台帳におけるデータの整合性が取れないからです。

 

ここまでを一回まとめると、

・仮想通貨は暗号技術によって安全なのではなく、

・分散型台帳をみんなで監視し合っているから安全

・だから、量子コンピューターで暗号が破られるか・どうかは本質的な論点ではない。

 

では、

ビットコインは問題は何もないのかと言えば、それも違います。

実は、ビットコインは登場した時からずっと同じ問題を抱え続けています。

すなわち、

 

 

処理速度が遅いがために全世界でみんなが一斉に利用することが出来ないという拡張性の問題

 

 

1つ・1つの取引に対して、マイニングと呼ばれる承認作業が行われます。

みんなで監視し合っている分散型台帳(ブロックチェーン)は安全性という面では万全でも、効率が悪いのです。銀行やクレジットカードのように、ある中央管理者が一括でデータ処理した方が圧倒的に処理速度が速い。

 

ビットコインは究極の安全性を追求したがために効率が悪く、処理速度が遅いために全世界でみんなが一斉に利用することが出来ないという問題を抱え続けています。

 

おまけに、中央管理者がいないがために、ブロックチェーン参加者の中で対立が起きてしまうと収集がつかなくなってしまいます。

 

たとえば、「過去のデータ全てを遡らないと残高照会が出来ないと毎回の承認作業に時間がかかり過ぎるから、過去のデータを切り捨てた方が良い」というような意見がマイニング業者から出てしまった場合、過去のデーターを「残した方が良い」「切り捨てた方が良い」を決済する中央管理者がいないのです。

 

結果、「切り捨てた方が良い」というマイニング業者が勝手に新しい通貨を作り始めてしまいます。(例:ビットコイン・キャッシュ、ビットコイン・ダイヤモンド、、、など)

 

結局、仮想通貨の歴史というのは、

(1)国・中央銀行・証券会社、、、など中央管理者は誰も信用できない

(2)だったら、中央管理者を置かずに、みんなで管理した方が良い

(3)いざ大きな問題が起きた時に、中央管理者がいないがために収集がつかずに本質的な問題が解決されない、、、

 

ビットコインは大きな理想とともに生まれた通貨でしたが、現実的な問題が解決できずに今に至っています。

それが問題の本質です。ビットコインそのものの使用価値は、正直、ありません。ビットコインの価値は、第1号の仮想通貨として、ブロックチェーンという新しい科学技術の可能性を見せた初めての仮想通貨であったという歴史的な価値だけ、です。

 

 

結局、どこかの機関が中央管理者となって、分散型台帳(ブロックチェーン)を管理する必要がある

 

 

その中央管理者として最有力候補が、現時点ではフェイスブックです。

フェイスブックが中心となってリブラ協会を創り、仮想通貨:リブラを発行する。

2009年にビットコインとして初めて生まれた仮想通貨が10年以上経って、

 

 

全世界の人が便利な金融サービスに接近できる社会を創るという夢を現実化させようとしています

 

 

ビットコインには使用価値は、正直、ありません。

もし価値があるとしたら、ブロックチェーンという画期的な科学技術の可能性を見せたという歴史的な価値だけです。ある意味、後から出てくる仮想通貨の踏み台的な通貨です。ビットコインの価格推移は、まだそのことが分かっていない投機家たちによる期待と不安の繰り返しの結果でしかありません。

 

ただ、

ビットコインと仮想通貨は切り分けて考える必要があります。

そして、もちろんビットコインとブロックチェーンも切り分けて考える必要があります。

 

・ビットコインに使用価値がないから仮想通貨の全部にも使用価値がないということではありません。

・ビットコインに使用価値がないからブロックチェーンという新しい科学技術にも使用価値がないということでもありません。

 

ビットコインは2017年にとても大きな話題となりました。そして、仮想通貨の「可能性」と「限界」の両方を指し示しました。だからこそ、仮想通貨の改善点を明らかにしました。つまり、ビットコインとは、ブロックチェーンという新技術による

 

 

これからの大きな社会問題の解決に道を拓いた功労者的なコインだということです。

 

 

貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

白坂慎太郎

 

ビットコインがGoogleの量子コンピューター警戒で価格急落

意外と誤解されているビットコイン最大の特徴とビットコイン登場時から抱える問題とは?

 

追伸:

メルマガやLINE@でも情報を発信しています。

ご登録頂いた方には4つの特典教材を無料で差し上げています。

メルマガ登録
LINE@登録