【年金運用】過去最大18兆円の損失に!
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【年金運用】過去最大18兆円の損失に!
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> 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の今年1~3月期の運用成績が17兆円を超える赤字になるとの試算を厚生労働省がまとめた。四半期ベースでは過去最大の赤字幅で、2019年度全体では約8兆円の赤字になる見通しだ。
(2020年4月4日付『朝日新聞』より一部引用)
■【年金運用】損失額が3カ月で18兆円
今回は、「年金運用の損失額が、3カ月で18兆円」というテーマです。2020年の1月、2月、3月の3カ月間で、年金運用の含み損が18兆円も出ています。
まず、「年金の流れ」について説明します。
①国民が国に対して年金を支払う
↓
②国が委任した【年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)】が運用する
↓
③国が国民に年金を支払う
上記のGPIFは、厚生労働省所管の独立行政法人で、「厚生年金」と「国民年金」の積立金の管理・運用を行なっています。
国は、国民から多額のお金を預かります。それをそのまま預金し続けるのではなく、GPIFが、増やすために運用します。そのお金は、将来、国民に支払う大事な年金ですから、運用の結果はHP上で詳細に開示されています。
お金の運用に関しては、プラスになることもあれば、今回のようにマイナスになることもあります。3カ月という短期間で18兆円ものマイナスが出たということは、確かに大変な損失になります。しかし、事実を正確に判断するには、【長期】で物事を見る必要があります。
■ 年金運用の沿革
年金運用の沿革を説明します。
・2001年:運用開始。預り金94兆円からスタート。
↓
・2018年度末:運用後の金額が160兆円に。
つまり、運用額は、開始から18年間で「66兆円」増えています。年度によっては、マイナスになったこともありましたが、単純計算すると、【年3%の複利】で増えてきたことになります。
次に、2019年度の運用実績について説明します。
・2019年4月~12月(9カ月間):プラス9兆円
・2020年1月~3月(3カ月間):マイナス18兆円
直近3カ月間でマイナスになった原因は、いうまでもなく、コロナショックによる株価全面安の影響です。ですから、2019年度については、「マイナス9兆円」になります。
現在の運用総額を計算すると、
160兆円(2018年度末)ー9兆円(2019年度)=151兆円
になります。
2019年度だけで見ると「9兆円の損失」ですが、この3カ月間のコロナショックの影響を、「GPIFの運用の失敗だ」とするのは、あまりにも酷だと思います。物事を「長期」で見ることができれば、冷静に、そして客観的に判断することができます。
今回のケースでは、運用開始時の金額「94兆円」と、現時点の金額「151兆円」という数字を見る必要があります。
もし仮に、年金を運用することなく、預かるだけだったならば、現在でも運用当初の金額である「94兆円」のままだったかもしれません。運用していたからこそ、お金が増えたという事実を見る必要があります。
■ 今回のニュースで私たちが学ぶこと
物事を「短期」で見ると、冷静かつ客観的に判断することができません。今回のケースも、「長期」で見れば、運用開始から現在までに「約57兆円」増えています。
このように、事実を正確に判断するには、【できる限り長期で見ること】が大事になります。
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貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
(代筆:忽那里美)
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