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素直とは何か?【伏見ひふみ】

素直とは何か?

こんにちは、伏見です。

 

文章をご確認下さいまして感謝しています。

ありがとうございます。

 

今回は、「素直とは何か」というテーマで書きます。

 

素直な人ってとても魅力的ですよね。私も自分の子供たちに素直さをいつまでも大切にしてもらいたいと思うのと同時に、親である私が子供達のように素直でいなくてはいけないなと思い今回のテーマに致しました。

 

私がまだまだなので、自分にも言い聞かせながら素直になる事について発信出来たらと思っています。

 

でも素直な人は素敵とか、素直な人は人望が厚いとかよく言いますけど、素直って言う言葉を辞書で調べてもよくわからなかったりするんですよね。

 

そこで、日常五心を知っている人も多いかと思うのですが

 

はいという素直な心

すみませんという反省の心

お陰様でという謙虚な心

私がしますという奉仕の心

ありがとうという感謝の心

 

この5つをもって日常五心と言いますが

 

素直っていうのは何でもかんでも黙って人のいうことを聞いて言いなりになるのではなくて、ある事に対して無条件にそれを受け止めてそれをやってみるという姿勢を素直だと言うと思っています。

 

どういうことを無条件に受け入れるのか?というと、あまり難しく考えずに

 

良いことを成し

悪いことはせず

そして心を清らかに・穏やかに保つ

という、これは仏教の教えになりますけど こう言ったシンプルでいて本質を突いたようなものに私達の道徳心を突き詰めていけばよくわかるのではないかと思っています。

 

良いこと悪いことという風に一口に言っても、人によってこれは微妙に感覚が違うと思われるかもしれませんが、

例えば嘘をつかないとか、

人を無闇に傷つけないとか、

自分が後で悔やんだり、後悔の残るようなことはしないとか、

 

そのように人として社会の和を乱したりしないという事を突き詰めていくと物事はすごくシンプルであって、自分の好みとか拘りとかそういう細かいことは気にせず、人と人が気持ちよく過ごしていくために大切なものは実はそんなに多くないと思うんです。

 

そんな、人間にとってすごく大切なことをちゃんと教えてくれる人に対して素直になると言うのが素直なのかなと感じているんですね。

 

日常五心の5つ心得っていうのは、自分が自分の力を精一杯発揮して、社会と調和する為の生き方・あり方を示すための教えなんですよね。

 

ちなみに私は無宗教なのですが、仏教に限らずキリスト教なども好きで、個人的に宗教に興味があるだけです。

 

日常五心でいくと、素直な心は「はい」という事で作られていくものだと思うのですが、この「はい」という姿勢が簡単なようで難しいことだと私は感じています。

 

というのも、子供たちってとても素直で元気よく、ハツラツとしたハイ!が言えると思うのですが、大きくなるに従って「はい」の代わりに「でも」とか「だけど」って出てしまう事が多くなると思うんです。

 

もちろん私もそうなのですが、本当のことを誰かにビシッと言われたり、間違いを指摘されたりとか、良くないことを言われたりすると、なかなか素直になれなくて、ついつい言い訳をしてしまうんですよね。

 

そうなんですけど、とか、だけど、でもって言ってしまう事あると思うんです。

 

でも、ハイと言い続けて大成功した方がいらっしゃって、それがかつての松下電器、今のPanasonicの創業者である経営の神様とも呼ばれる松下幸之助さんがそうなんですよね。

 

彼は、常に今のままでよいか?を問い続けた”日に新た”の精神で、歴史に名を刻む偉業を成し遂げる事ができたそうですが、彼の根底に素直さがあったそうなんです。

 

自然の法則を最も大切にされた方で、上司でも部下でもいろんな指摘をしてくれる人とか何かしら自分のこととか、自分たちのことに対して、意見・指摘があったときに

「そんなこと聞かせてくれてありがとうございます」

「そうですか、そうですか」と言い続けた人なんだそうです。

 

良き事をし、悪しき事をしない、心穏やかに保つということはとてもシンプルで小さな3歳とかの子供でも理屈はわかるけど、大人になるとできなくなっていくそうなんですよね。

 

年を重ねれば重ねるほど、中途半端な経験とか知識とかもついてきて、人に負けたくないという気持ちとかプライドとか傷つきたくない気持ちが前に出てきて、自分の中の反抗心、競争心、自分の非を認めたくない気持ちが顔を出してしまうんですよね。

 

もちろん私もそうなのですが、そう言ったごちゃごちゃしたものを拭き取る 知恵の言葉が「ハイ」と言う言葉と言われていて、

 

日常五心のハイだけでも言い続けると、知らないうちに人から好かれるようになって、垣根なく色んな情報がどんどんはいってくるようになって、自然と自分の世界が開けていくようになっていくそうです。

 

たしかに、そんな気がしますよね。

 

色々な人のご指摘の中にそうだなと思えることってやっぱりあって、その時にハイって言えたら、きっとそういう人は伸びていくのかなと思うんです。

 

そして、本人だけではなくその周りの人たちにも良い影響が出てくると思うんです。

 

ハイという言葉は、素直だから出てくる言葉というわけでも無くて、言い続ける事で素直な人になっていくんだと思います。

 

私は、ハイという言葉はそんな知恵の言葉だと思っています。

 

頭で理解するのではなくて言い続ける事で体でわかってきて証明されていって、やがては素直さが人生を切り開いていくんだと思います。

 

いろんなことやったり難しい事をしたりするよりも、とにかくハイと言ってみることが、シンプルで効力がある、即効性がある行動だと感じています。

 

なので、私も日常の中で1回でも多く使って、「でも」という言葉を1回でも減らしていきたいと思っています。

 

最後になりますが、素直っていうのは誰かに負ける事とか従う事ではなくて、素直さを本当の意味で理解するには、やってみないとわからないと思っています。

 

愛を辞書で調べても愛は知れないし考えてもわからない様に、素直というのは名詞ではなく動詞だから、頭でなく体でわかってくる感覚だと感じています。

 

素直になる為には、ハイという心構えと実践を繰り返していく。これに限ると思っています。

 

私もまだまだですが、素直さを大切にして精進していきたいと思っています。

 

 

今回のお話がらなんらかあなたのお役に立てたということであれば嬉しいです。

 

素直とは何か?

貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当に感謝しています。

ありがとうございました!

それでは、また。

伏見ひふみ