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なぜYahoo!(ヤフー)はZOZOを買収したのか?

白坂です、

 

まずYahoo!(ヤフー)の近況を先に確認してみたいと思います。

 

(『四季報』より一部引用)

 

(『バフェット・コード』より一部引用)

 

(『Google検索』より一部引用)

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Yahoo!(ヤフー)

【収益源】:

・ネット広告 ・・・売上構成比は小さいが利益率が高い。依然としてYahoo!のメインの収益源

・EC(電子上商取引)・・・売上構成比は大きいが利益率は低い。これから大きく育てていきたい分野

 

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Yahoo!と言えば、日本を代表する「検索のポータルサイト」です。

・数多くの人たちに無料で検索をしていただく。

・収益は、人がたくさん集まっているところに広告を出したい企業から得る

 

ただ、

 

「検索のポータルサイト」としての広告収益モデルは、青天井で伸びるモデルではありません。

理由は簡単で、人口に上限があるからです。市場における割合としては、Yahoo!(ヤフー)はGoogleとの二大双璧ではあったとしても、そもそも人口が減少傾向にあるのであれば、ビジネスとしても頭打ちになるリスクがあります。

 

その傾向が、株価にも露骨に出ています。

今から14年前の2005年に895円が最高値で現時点で303円だとしたならば、株価はピーク時の3分の1に止まっています。株価が3分の1ということは時価総額も3分の1だということです。

 

そこで、

Yahoo!(ヤフー)が一生懸命に育てているのが、もう1つの収益の柱であるEC(電子商取引)です。

ポータルサイトのYahoo!(ヤフー)から、 「Yahoo!ショッピング」のYahoo!へと主力を切り替えようとしています。Yahoo!(ヤフー)の戦略としては、

 

1.「Yahoo!ショッピング」や「ペイペイモール」などEC(電子商取引)を拡大させる

2.ペイペイというスマホ決済ユーザーを増やす

3.ペイペイ決済をスーパーやコンビニなどリアル店舗でも拡大して行く、、、

 

 

このYahoo!(ヤフー)の戦略からしてZOZOの買収というのは、最初の1.「Yahoo!ショッピング」や「ペイペイモール」などEC(電子商取引)を拡大させる」に関連することです。EC(電子商取引)に関しては、楽天・Amazonという二大競合を一生懸命に追いかけている状態なので、その二大競合に追いつき・追い越すためにZOZOとの相乗効果を狙った上での巨額買収となったのだと思われます。

 

もし投資家としてYahoo!(ヤフー)を投資対象として検討するとしたら、、、

1.Yahoo!(ヤフー)の、楽天とAmazonに対しての競合優位性は?

  → EC(電子商取引)におけるボトルネックは物流網。Yahoo!(ヤフー)はどのように物流網を整えようとしているのか?

 

2.スマホ決済におけるペイペイは、Suicaやアリペイなどにおける競合優位性は?

  → 日本人にとってのSuica、中国人にとってのアリペイに比べて、消費者がペイペイを通常の決済手段とする利便性は何なのか?、、、

こういった点を中心にさらなる調査をした上で投資の検討ということになると思っています。

 

貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

白坂慎太郎

 

なぜYahoo!(ヤフー)はZOZOを買収したのか?

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