白坂です、
文章のご確認、感謝しています。
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さて、
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機会損失とは?
>「最善の意思決定をしないことによって、より多くの利益を得る機会を逃すことで生じる損失のこと。
買い需要があって、売る側に売る意志があるにも関わらず、売る側の原因により、本来もっと売れたはずのものが売れない場合などに生じます。この場合、具体的な問題としては、在庫切れや仕入れ不足、需要の読み間違えによる生産計画の失敗などが挙げられます。」
(金融経済用語集より一部引用)
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機会損失とは、簡単に言うと、「稼ぎ損ない」「儲け損ない」のことを言います。
たとえば、コンビニなどの小売業で言うならば矛盾した2つのリスクがあります。
すなわち、「機会損失」と「在庫損失」です。
・「機会損失」とは、在庫が少なかったばかりに発生した稼ぎ損ないの損失です。
・「在庫損失」とは、在庫が多かったばかりに発生した在庫の処分費用などの損失です。
もちろん理想的には、需要予測を正確にして機会損失と在庫損失の両方ともが全く発生しないことですが、それは机上の空論。予測を限りなく正確にしていくための努力は大事だったとしても、現実的に完全に正確な予測をするということはできません。であれば、実際は「機会損失」と「在庫損失」のいずれかを取る必要があります。
人間の本能は攻めではなく守りです。
守りに関しては、人は生まれながらに本能として備わっています。
なので、人は得られるかもしれない痛みを快楽よりも2倍で強く感じるようになっています。
だから、とにかく痛みを避けようとする。それが人間の本能です。
人の本能が守りですから、本能のままであれば、人は「機会損失」を受け入れて、「在庫損失」を避けようとします。なぜなら、機会損失は稼ぎ損ないではあったとしても、手元にあるお金が出て行くわけではありません。もっと儲けられたかもしれなかったかもしれませんが、目に見える現金上の支出はありません。一方、在庫損失が発生した場合は、現金の支出があります。在庫を処分するために費用がかかります。
機会損失は損失という言葉になってはいても、実際に目に見える損失はありません。
在庫損失は損失という言葉の通り、実際に目に見える損失が発生します。
であるならば、目に見えない損失は受け入れて、目に見える損失を避けようとするのが人間の本能です。
すなわち、目に見えない機会損失を受け入れて、目に見える在庫損失を避けようとします。とにかく痛みを避けようとする人間の本能からして、在庫損失を極度に恐れるあまり機会損失のことはあまり考えないわけです。
成功している企業のオーナーは【逆】です。たとえ在庫損失が発生してしまったとしても、在庫損失と機会損失のどちらかというのであれば在庫損失を受け入れて機会損失を避けています。すなわち、稼ぎ損ないこそが商売としては最悪だと考えて、積極的に攻めの姿勢での仕入れを行っています。
機会損失を避ける
在庫損失を避けようという守りの姿勢が逆に在庫損失を生みます。人は恐れていることを現実化させていきます。在庫リスクを恐れて少な目の仕入れを行ってしまうと、商品が並んでいる棚が貧相になってしまいます。お客様からすると、「この商品は人気のない商品なのかな?」と無意識に感じます。だから、少ない在庫の商品は逆に手に取らないので、結果として在庫が発生してしまうのです。
在庫を発生させたくないという恐れがさらなる在庫を発生させてしまう
在庫損失は受け入れて機会損失を避けようとしたならば、積極的な攻めの仕入れを行います。棚に商品をたくさん並べます。見た目が豪華になります。そうすると、お客様は「この商品は人気商品なのかな?」と無意識に感じます。だから、多い在庫の商品はよく手に取られるので、結果として、在庫がどんどん少なくなっていきます。
守りは本能、攻めは才能
成功というのは、痛みを避けたいという本能に従い続けた結果でもたらされるものではありません。感じるかもしれない目の前の痛みよりも将来の機会損失を恐れた結果です。たとえ保証はなかったとしても、可能性があるということであれば果敢に挑戦した結果でもたらされるのが成功です。
ホームラン狙いの大振りの結果は、三振かホームラン
バットを振らずしてホームランが出るということは絶対にありません。もしホームランが出たということであれば、それは間違いなくバットを振った結果です。であればバットを振る。商売に百発百中はありません。当たる時もあれば当たらないこともあります。そして当たらないことが多いというのが現実です。まさに野球と同じ。しかし当たらなかったリスクよりも当たったときのリターンの方がはるかに大きい。
人は他人の空振りはすぐに忘れても、勝利を決めたホームランは覚えている
百発百中で当てることは不可能ですし、そもそも当てる必要もありません。逆です。一発でいいのです。一発当てることができたら勝ちです。成功できます。であれば、成功とはどこまで言っても確率論です。バットを振る回数が増えれば増えるほどホームランが出る確率も上がります。最初こそバットとボールの間がものすごく離れた空振りをしていたとしても、バットを振り続けている間に
バットの軌道がボールに近づいていきます
たとえ保証はなかったとしても可能性があるということであればバットを振る。もしどちらかの損失のどちらかを受け入れないといけないとしたならば、在庫損失を受け入れて機会損失を避ける。稼ぎ損ない、儲け損ないだけは避ける。稼げるときに稼げるだけ稼ぐ。儲けられるときに儲けられるだけ儲ける。それができてこそ
本物の商売人として大成功をしていくことができます
貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
追伸:
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