忙しい・大変な時こそ【伏見ひふみ】

こんにちは、伏見です。

 

文章をお読みくださいまして、感謝しています。

ありがとうございます!

 

今回は、

「忙しい・大変な時こそ集中」

というテーマで書いていきます。

養命酒製造が近年発表した「東京で働くビジネスマンの疲れの関する調査」によると、東京勤めの約7割の方が「慢性的に疲労を感じている」と答えたそうです。

 

アメリカのスタンフォード大学は学問ばかりでなく、スポーツでも「世界最強集団」と呼ばれているのはご存知かも知れませんが、

 

スタンフォード大学の、スポーツトレーナーの方の説明によると「疲労は、脳・筋肉・脈拍など、あらゆる面でのパフォーマンスを予想外に下げる」という風に危険性を唱えたそうです。

スタンフォード大学のトレーナーたちが普段目を光らせるのが「どうすれば、選手から疲労を最大限に取り除けるか?」ということなんだそうです。

 

世界一を目指す以上、激しいトレーニングも必要ですが「回復」がままならなければトレーニングの成果を最大限に生かすことはできない。という事で、なかでも重視するのが「疲労の予防と回復」なんだそうです。

理由としては、疲れは練習をする以上避けて通れない身近な存在ですが、疲労があると「選手がパフォーマンスを最大限に発揮できない」ということに加えて、選手もトレーナーも最も避けたい「ケガ」の遠因にもなるからという事です。

 

身体もそうですが、脳も1日の消費カロリーが400kcalくらいなので、疲れを感じたという事は、限界を超えていたり無理をしている時に身体が出しているSOSなんじゃないかと私は思うんです。

 

という事で、

いつも以上に身体の疲れを感じやすい時。そんな時こそ

「集中」

するが大切だと私は思っています。

 

「集中」と聞くと、また大変なことをしなくちゃいけないのかな?と思われてしまうかもしれませんが、

私がお伝えしたい「集中」とは、

「その時に1番大切なことだけを、たった1つだけやること」

です。

効率を求められる現代社会では、もしかしたら1番難しい習慣というのが「集中する習慣」なのかもしれないと思っています。

 

私がそうなのですが、何かを同時に2つ・3つやる習慣があるのですが、子育て中のママなんかは特に、家事や育児は同時進行をしなければならない現実もあるかと思うので、同時進行が習慣化になりやすいと思っています。

 

また、同時にいろんなことした方が、効率が良さそうな感じもすると思います。

 

例えば、歩きながら音楽を聞いたり、食事をしながらテレビを見たり・・・。

 

疲れて横になった時に、このあとの時間の事を考え続けてしまったり・・・。

 

歩く時には歩くことだけに集中する、食事の時間は食事に集中する、そういった習慣があまりないのではないかな?と思っています。

 

というのも、何かを同時にしていないと、今この時間がもったいない。というような錯覚を起こしやすいのではないかなと思うんです。

 

しかし、集中した時でなければ得られない素敵な事って実は沢山あるんですよね。

 

私が最近体験した事なのですが、休日、何もすることがなくて、家の近所を子供達と散歩しました。

 

ふと思い立って出かけたので、腕時計もしていませんでしたし携帯も持っていかなかったですし、とにかくこどもたちと歩くことに集中が出来ました。

 

そうすると、日頃は気付かない太陽の温かみだったり、植物に癒されたり、バッタやてんとう虫を見つけたり、気持ちのいい風を感じたりと、とても良い時間を過ごす事が出来ました。

また、以前は食事中にテレビを見る習慣があったのですが、こどもたちが食事中はテレビを付けているとご飯か進まない。ということもあり、食事の時はテレビを消して、私も含めてですが、食べる事に集中したんですね。

 

そうすると、その食べ物の本当の美味しさに気付くことができたり、子供達との会話を楽しめたり、最近、動物の絵本をこどもたちに読んであげたのですが、食べ物の全てが動物や植物の命をいただいているということにも気が付け、「いただきます」や「ごちそうさま」の本当の意味を感じ、感謝の気持ちを思い出せたりもしました。

 

何かをする時は、そのことだけをやることで、同時に2つ・3つのことをやろうとしない。

「やらない」ということがむしろ大切であって、それが本当の意味での「集中」だと思いました。

 

もし私が

「今、あなたにとって1番大切なことは何ですか?」

と聞けば、きっと、1人・1人答えが違うんだと思います。

 

・Aさんにとっては気分転換で好きな映画や雑誌、漫画を読むことかもしれません。

 

・Bさんにとっては目を閉じて、とにかく横になって休むことかもしれません。

 

・Cさんにとってはジムに行って、思い切り体を動かすことかもしれません。

(ちなみにご存知かも知れませんが「アクティブレスト」という言葉があります。疲れを取るには、休むより動いた方がいいという事で、疲れを運動でフレッシュさせるというアプローチ方法もあります。)

 

AさんBさんCさん、いずれであってもいいと思うんです。

 

その時の、ご自身の気持ちや気分というのを大切にしていく。その事がとても人生においても大事な事だと思うんです。

そして、それを「する」と決めたら、それ以外は「やらない」で、そのことに「集中」させます。

 

もしも、身体を休めることが最も大切だと感じたなら、しばらく仕事や家事や勉強のことを忘れて思い切って休む・・・

 

その方が、短い時間で心と身体を回復することができると思います。

 

逆に、、、

仕事しないと、家事をしないと、勉強しないと。と焦りながら仕事や家事、勉強をしていても、頭に入らないと思いますし、心も身体も休まらないと思いますし、結果的に気持ちを圧迫し大変になってしまって疲れが溜まって一番効率が悪くなってしまうのではないかと感じています。

 

ただ、仕事や家事や勉強はしないで休めたらみんなそうしたいですし、そんな事がなかなかできないから大変な思いをしているのだと思うので、仕事や家事や勉強はしないで休んでくださいと言うような簡単なお話をしたいのではなくて、

 

仕事をする時は仕事をします。

家事をする時は家事をします。

 

やるべき事はやるのですが、出来るだけ、短い時間で集中してやる。

ということが大切だと思うんです。

 

そしてもし、身体を休めたいと感じたらば、「休む」と決めてしっかりと休むことが大切だと思っています。

 

 

あなたがもし、疲れを感じているのであれば、今一度、ご自身と向き合って

「今、私(自分)にとって1番大切だと感じることは何か?」

と自分自身に聞いてみて、その答えが湧き上がってきたなら、それがどんな答えであっても、それがあなたにとっての唯一の正解のはずだと思います。

 

常に「今」「自分」に集中して、自分自身に聞いてみて、心から湧き出た答えであれば、それがどんな事でも、あなたにとって最もよい結果をもたらすはずだと思っています。

 

今回のお話がらなんらかあなたのお役に立てたということであれば嬉しいです。

 

貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当に感謝しています。

ありがとうございました!

それでは、また。

伏見ひふみ