ラリー・ペイジCEO、セルゲイ・ブリン社長が辞任、Google(グーグル)のCEOが兼任へ
白坂です、
ラリー・ペイジCEO、セルゲイ・ブリン社長が辞任、Google(グーグル)のCEOが兼任へ
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>「米Alphatbetを親会社に持つGoogleの2人の創業者、ラリー・ペイジ氏とサーゲイ・ブリン氏は、共同で公開した公式ブログで、ペイジ氏がAlphabetのCEOを、ブリン氏は社長を辞任すると発表した。ペイジ氏の後任はGoogleのスンダー・ピチャイCEOが兼任する。社長職は廃止する。」
(『ITmedia NEWS』より一部引用)
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「日本の創業社長」と「アメリカの創業社長」の違いを感じています。
・日本の創業社長・・・・・現場視点。自分が元気なうちは出来る限り一生涯で社長であり続けようとする
・アメリカの創業社長・・・株主視点。優秀な経営者に会社の経営者を任せる
組織というのは階層が1つ増えると、情報量が半分になり・雑音が倍になります。
つまり、階層が多くなれば・なるほど組織が複雑になるのに生産性は下がっていってしまうわけです。
【以前】
アルファベット(親会社)・・・ラリー・ペイジCEO、セルゲイ・ブリン社長
↓
グーグル(子会社)・・・・・・スンダー・ピチャイCEO
↓
グーグル(子会社)・・・・・・社員
【以後】
アルファベット(親会社)&グーグル(子会社)・・・スンダー・ピチャイCEO
↓
グーグル(子会社)・・・・・・社員
単純に階層が1つ減っています。
であるならば、組織がシンプルになり生産性が上がりやすくなるわけです。
最も素晴らしかったのは、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンという2人の共同創業者というある意味カリスマが一緒に退任を発表しても、市場がほとんど反応しなかったということ。要するに、親会社:アルファベットにとっても、子会社:グーグルにとっても、2人の同時退任は
今後の成長可能性に大きな影響はないと判断された
ということです。
要するに、
2人のカリスマがいなくても持続的に成長する可能性がある企業へと【システム化】されていた
ということです。
これが、もし日本で創業カリスマ社長が退任するということになったら同じようには行きません。なぜなら、日本の創業社長というのは、その企業における「『4番』で『ピッチャー』でありながら、『監督』兼『オーナー』」でもあるので、その創業社長が辞めるというのは、企業にとっては株価下落に対する大きな危機になります。
・日本の創業社長・・・・・現場視点。自分が元気なうちは出来る限り一生涯で社長であり続けようとする
・アメリカの創業社長・・・株主視点。優秀な経営者に会社の経営者を任せる
自分が退任しても何の影響もなく【持続的に成長する企業】を創れた、というのは創業者としては理想
そのためには、その時・その場での行き当たり・バッタリでは絶対に不可能です。
株主視点で、ゴールから逆算しながら、計画的に、「自分からピッチャーという役割を降り、4番という役割を降り、監督という役割を降り、、、
自分より優秀な人材に任せていく
という必要があります。
つまり最も大事なのは、
株主視点で「自社にとって最善の選択は何か?」を冷徹に判断し続ける
ことだと思っています。
ラリー・ペイジCEO、セルゲイ・ブリン社長が辞任、Google(グーグル)のCEOが兼任へ
貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
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