モルガン・スタンレー(MS)がGSと異なる理由:「富裕層ビジネス」の真価
白坂です、
モルガン・スタンレー:株価分析
今回は内容を
・前半(現在の株価状況)と
・後半(株の価値)で
分けています。
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【目次】
前半:
◽️ 現在状況の結論
◽️ 6つの詳細な指標
◽️ 市場の内部構造
後半:
◽️ 株価の定量分析
◽️ なぜ妥当なのか?
◽️ 理論株価
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前半:
独自の解析AI『OUT-STANDER』の算出基準

◽️ モルガン・スタンレー:現在状況の結論

算出結果:
・スコアー:88(不確実)
・通常の下落傾向。
・トレンド転換(候補日):3/7
◽️ 6つの詳細な指標
(1)リスクに対するリターン

・年換算で45.99%の上昇。
(市場に対して16.33%の優位)
・個別株の要因でも、+5.92%の優位。
・リスクに対してのリターンとして優良な成績。
(2)最大下落率

・数字上は、上昇方向にのみ大きく振れて、下落幅は小さかった。
(ただし、下落幅の傾向は、徐々に大きくなっている。)
(3)感応度

・中期で1.43、直近で1.73。
(直近になって、感応度が大きくなっている。)
(4)ボラティリティ

(直近、特に1/15以降でボラティリティも
大きくなっている。)
(5)株主構成

・上位10株主で53.3%。
(機関投資家全体で84%)
・MUFG1社で21.7%を保有。
GS(ゴールドマン)など他の金融機関に比べて
MS(モルガン)は、株主構成が安定している。
(6)機関投資家の動向

・空売り比率に関しては、
1/15の決算発表日の頃は、
マーケットメーカーによる空売りで上昇。
(不確実性に備えたプットオプションの購入との連動)
・2月以降は、利益確定の現物売りと、
ヘッジファンド等による空売りも増加。
直近は、拮抗状態から売りが優勢の局面に転換している。
参考:2/10の急落に関して
SaaSショックからの波及

(1)2/3にClaude(クロード)関連でニュースが出た
⬇︎
(2)機関投資家のアルゴに設定されている
キーワード「AI_disruption」などに、
AIが自動的に反応した。
⬇︎
(3)SaaS関連株の売却が進んだ
⬇︎
(4)他の業界にも広がった
⬇︎
(5)2/10 富裕層の資産管理の業界にも波及した
2023年から2025年で大きく上昇した
AIテーマ株に関して、
機関投資家には利益確定の売却意図がある。
よって、
A:AIへの巨額の設備投資をどうやって回収するのか?
(AIへの設備投資は過剰。
利益での回収は失敗するリスクがある)
↕︎
B:AIが既存の産業を破壊する
(AIへの設備投資は当然。
利益での回収は成功する可能性がある)
いずれの理由であっても、
2026年1月中旬以降は、AIテーマ株は
利益確定の売却が実行されやすい情勢。
ゆえに、
◽️ モルガン・スタンレー:現在状況の結論

『OUT-STANDER』の算出結果:
・スコアー:88(不確実)
・通常の下落傾向。
・トレンド転換(候補日):3/7
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では、
後半、、、
モルガン・スタンレー:
時価は価値に比べて、
妥当(+5.43%)
以下、
理由、、、
◽️ 株価の定量分析
【株価=EPS(1株当たり純利益)× PER(株価収益率)】
MSの
EPS(1株当たり純利益)は、
全体:+16.32% / 年

なお、
EPSの成長は、
自社株買いの影響ではなく
当期純利益の成長が中心。

なので、
もしPER(株価収益率)の方が
一定だとしたら、
MSの株価は上昇する。
そして、
MSの
PER(株価収益率)は、
+5.3%。
(平均:12.3倍)

なお、
PER(株価収益率)の変動に
最も大きな影響があるのは、
ROE(自己資本利益率)。
MSの
ROE(自己資本利益率)は、
+11.05% / 年

そして、
ROEの成長要因の約8割は、
当期純利益率の上昇。

ROE(自己資本利益率)が伸びているのであれば、
PER(株価収益率)の向上も合理的。
なので
株価に関しては、
・EPS(1株当たり当期利益):+16.32% / 年
+
・PER(株価収益率) :+ 5.3% / 年
⬇︎
・株価 :+21.62% / 年
◽️ なぜ妥当なのか?
現時点でのMSの
PER(株価収益率)は、17.08倍。
必要なROEは、16.3%。
しかも、1年限りの最大瞬間風速ではなく、
今後、持続的に16.3%の資本効率で
経営し続ける必要がある。
対して、
MSのROEは、15.04%。

今期以降でも引き続きで
過去最高のROEの達成が必要。
ただ、
MSは、2008年のリーマン・ショック以降、
戦略的に富裕層の資産管理事業での
収益割合を拡大させ続けて来ている。
だから、
今後もROE+11.05% / 年の
成長傾向を継続することによって
ROE目標を達成させることは、
非現実的でもない。
よって、
MSにとって合理的なPERは、
16.2倍。

◽️ 株の価値(理論株価)
ゆえに、
モルガン・スタンレー
株の価値は、
・価値:165.39USD
≒ 時価:174.37USD
妥当(+5.43%)
以上、
「モルガン・スタンレー:株価分析」
でした。
文章を最後までお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。
白坂 慎太郎