タグ別アーカイブ: キャッシュレス

セブン銀行の利用 初の前年割れへ

ニュース解説

白坂です、    セブン銀行の利用 初の前年割れへ ・・・・・・・・・・・・・・・・・   >「セブン銀行の利用件数は2019年度に初めて前年度水準を下回る見通しだ」   (『日本経済新聞』より一部引用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   セブン銀行の収益源は、銀行からの手数料です。   ・お客様がセブン銀行のATMを利用する ↓ ・銀行からセブン銀行に手数料が支払われる   もし「銀行」と「セブン銀行のATM」の両方で手数料が同じ金額だったら、お客様にとっては身近なところを利用します。すなわち、セブン銀行が利用される可能性が高いです。ところが、そもそもの銀行の収益が厳しくなっています。その銀行にとってセブン銀行に支払う手数料は、かなりの痛手になって来ています。結果、   セブン銀行のATM手数料は、銀行の2倍になって行っている   要するに、銀行としてはセブン銀行のATMではなく、銀行に設置してあるATMをお客様に利用して欲しいということです。お客様の利便性を無視した銀行による行動ですが、銀行もなり振り構っていられないということなのだと思います。     セブン銀行を待っている3つの逆風     (1)銀行によるお客様への手数料の引き上げ (2)セブンイレブンがこれから1,000店舗、閉鎖されていく (3)キャッシュレス決済の普及で、そもそもATMを使わなくなっていく、、、   セブン銀行の収益の9割は銀行から支払われるATMの利用手数料です。 なので、お客様がATMを使わなくなれば・なるほど、マイナスの意味で複利的に収益が減少していきます。   昔、街に公衆電話がありふれていた時に、「街中にこれだけ公衆電話があるのだから、人は携帯電話を必要としていない」と言われていたことがありました。その結末を私たちは知っています。必要なくなったのは携帯電話ではなく公衆電話の方でした。     公衆電話と同じように街からATMがなくなっていく     今は、まだ時価総額:4,000億円超のセブン銀行ですが、近い将来、いきなり経営が成り立たなくなっている可能性さえありそうです。    セブン銀行の利用 初の前年割れへ   貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。 ありがとうございます。 それでは、また。   白坂慎太郎   追伸1: 総再生回数:1,100万回超! 登録者数 : 28,000人超! →【大好評】YouTubeチャンネル   追伸2: メルマガやLINE@でも情報を発信しています。 ご登録頂いた方には『4つの特典教材』を無料で差し上げています。 → メルマガ登録 → LINE@登録  続きを読む

PayPay(ペイペイ)決済回数9000万回超に

ニュース解説

白坂です、    PayPay(ペイペイ)決済回数9000万回超に ・・・・・・・・・・・・・・・・・   >「7~9月のスマホ決済『PayPay(ペイペイ)』の決済回数が1~3月の4倍超の9612万回に達したと発表。決済1回当たりの赤字額は縮小傾向が鮮明だ。」 (『日本経済新聞』より一部引用) ・・・・・・・・・・・・・・・・・   (『日本経済新聞』より一部引用)   各社がキャッシュレス決済で懸命に競っています。 その中で、PayPay(ペイペイ)が3か月単位で4倍に決済回数を伸ばしているようです。   システム構築のために、最初に巨大な投資を行う。そして、決済回数を増やせば・増やすほど1回の決済処理にかかる費用を小さくなり続ける典型的なビジネスモデルです。なので、決済回数が多くなれば・なるほど、決済手数料も多く入ってくることから収益が改善して行くことになります。   ただ、   それでも黒字化は遠く、将来的にスマホ決済は企業としては収支トントンとなれば御の字だと見られているようです。   ・初期投資は巨大 ・数年間はずっと赤字 ・将来的にも大きな黒字は見通せず良くてトントン   であれば、 一体、何のためにスマホ決済の普及に向けて巨額の投資を続けているのでしょうか? それは、     顧客の決済データの収集     つまり、 スマホ決済そのもので利益を出すというビジネスモデルではなく、「1人・1人の顧客がどのようにお金を使っているのか?」という顧客データを大量に集めることによって、     本業の広告に活かす     広告で求められているのは、お金の「投資 対 効果」です。 自分たちの商品に全く興味・関心のない方をお金を使って集めても、正直、仕方がなく、もしどうせお金を投下するのであれば、最初から自分たちの商品に興味・関心を持っている方々を集めたいもの。   もし、1人・1人のお客様が「どんなものを買うのにお金を使っているのか?」が事前に分かっていれば、どんな方々に限定して広告を出せば良いかが分かります。つまり、広告の「投資 対 効果」を上げて、     スマホ決済事業における赤字を、本業での大幅な黒字で回収しようとしている     ということが言えると思います。 もっとも、 投資家としては、さらにその先を見続けたいものです。 と言うのは、顧客の買い物データを集めているのはPaypay(ペイペイ)だけではなく、競合他社の楽天やLINE、メルカリ、、、なども集めているからです。   であれば、集めることができた顧客データの数には違いがあったとしても、結局、どの企業も似たようなデータを集めることになります。と言うことは、過去に比べたら「投資 対 効果」の良い広告ができるようになったとしても、データの収集がそのまま他社との決定的な差別化要因にはならない可能性があります。結局、最後は、     商品力     「ヤフーでなければ買えない商品があるか?」 「楽天でなければ買えない商品があるか?」 「メルカリでなければ買えない商品があるか?」、、、   結局、 ・スマホ決済で、どのサービスが最も普及しそうか? ・どの広告が「投資 対 効果」よく運用されているか?よりも、     【どの商品が最も大きな価値を持っているのか?】     を最重要事項として企業分析をし続けていきたいものだと思っています。    PayPay(ペイペイ)決済回数9000万回超に   貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。 ありがとうございます。 それでは、また。   白坂慎太郎   追伸1: 総再生回数:1,100万回超! 登録者数 : 27,000人超! →【大好評】YouTubeチャンネル   追伸2: メルマガやLINE@でも情報を発信しています。 ご登録頂いた方には『4つの特典教材』を無料で差し上げています。 → メルマガ登録 → LINE@登録  続きを読む

キャッシュレス導入で楽天が成功

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白坂です、   出典:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」(2018年4月)   ・・・・・・・・・・・・・・   韓国が89%の取引がキャッシュレスなのに対して日本は18%ですから、日本はキャッシュレスの進展に関しては他の先進国に比べて大きく遅れていると言えます。「なぜ日本ではキャッシュレス決済が進展しないのでしょうか?」     日本企業は99%が中小企業だから     中小企業は、目先でのお金の支出を嫌います。 今回のキャッシュレス決済に関して言えば、   ・キャッシュレス決済の【導入】に費用がかかることを嫌う ・決済の度に支払わなければならない【手数料】に費用がかかることを嫌う   とにかく目先での支出を嫌います。 なので、企業の規模が小さければ・小さいほどキャッシュレス決済を導入しようとしません。 特に、個人商店、商店街など、一般消費者と接している小売店でキャッシュレス決済が普及していかないわけです。   そんな中、 思い切ってキャッシュレス決済を導入して成功した企業があります。     楽天です。     楽天は三木谷社長の【鶴の一声】で、 ・野球:楽天イーグルスの本拠地である「楽天生命パーク宮城」と、 ・サッカー:ヴィッセル神戸の本拠地である「ノエビアスタジアム神戸」の2球場で     完全キャッシュレス化をやっています。     ・チケットの購入 ・グッズの購入 ・飲食物の購入、、、     全てをキャッシュレス化したわけです。     結果、 両球場とも、売上が昨年対比で25%以上も上昇しています。 思い切った実験だったわけですが大成功を収めています。   「なぜ、キャッシュレス化を進めると売上が増えるのでしょうか?」 それは、     人は、簡単になれば・なるほど、その行為を行おうとするから     もし現金での支払いとなると、当たり前ですが、お財布の中身を気にします。 ・「今、お財布の中に現金はいくら入っているのか?」 ・「あまり入っていないから、銀行に現金をおろしにいかなければならない」 ・「お財布の中に1万円札しか入っていないので、できれば崩したくない」、、、   お財布の中身を気にすれば・気にするほど、お金を支払うことに対して心理的な抵抗が高まります。 出来ることならば、お金を使いたくないと思います。   しかし、 もしお財布の中身を気にする必要がなく、極論、スマホを「ピッ」とかざすだけで決済できるとなると、お金を支払うことに対する心理的な抵抗が相当に下がります。決済が簡単になれば・なるほど、     気楽にお金を支払うようになる     同じ日本人でさえ現金決済よりもスマホ決済の方だと、支払いに対しての心理的な抵抗が下がります。 まして、海外からの観光客に関していうならば「円」への両替の手間が必要となくなるだけに相当に支払いへの抵抗が下がります。結果、企業側からすると     売上が大きく増える     結局、目先の費用を支払う決断をするだけ、です。 すなわち、   ・キャッシュレス決済【導入】の費用 ・決済の度に支払う【手数料】   この2つを負担するという「決断」するだけ、です。 もしかしたら、導入に数万円がかかって、決済の度に数%の手数料がかかってしまったとしても、毎日の売上が25%とか増えるのであれば、圧倒的に得になります。単純な算数です。   ・キャッシュレス決済を導入したことで売上が25%増えた ↓ ・キャッシュレス決済を導入したことで手数料が4%増えた ↓ ・結果、「25%ー4%=21%」の利益が増える。     キャッシュレス決済が進展すれば・するほど【景気が良くなっていく】ということです。     貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。 ありがとうございます。 それでは、また。   白坂慎太郎    キャッシュレス決済導入に成功した楽天 追伸: メルマガやLINE@でも情報を発信しています。 ご登録頂いた方には特典教材(PDF200ページ以上)を無料で差し上げています。 → メルマガ登録 → LINE@登録  続きを読む