老舗黄金(Laopu Gold)株価分析:ハンセン指数採用でどう動く?
白坂です、
老舗黄金(Laopu Gold):株価分析
今回は内容を
・前半(現在の株価状況)と
・後半(株の価値)で
分けています。
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【目次】
前半:
◽️ 老舗黄金(Laopu Gold)現在状況の結論
◽️ 8つの詳細な指標
◽️ 市場の内部構造
後半:
◽️ 老舗黄金(Laopu Gold)理論株価の試算
◽️ なぜレンジ相場なのか?
◽️ 結論:現在の株価は「妥当」
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前半:
独自の解析AI『OUT-STANDER』の算出基準

◽️ 老舗黄金(Laopu Gold)現在状況の結論

算出結果:
・スコアー:80(不確実)
・売りと買いが拮抗
・通常のレンジ(揉み合い)相場
◽️ 8つの詳細な指標
(1)傾向の相関

・相関係数:▲0.34(×)
・市場が上がっている時期に、
老舗黄金は下がっている。
(2)傾きと感応度

・共通要因(例:リスクオン相場)での変動は、12.08%。
・市場が1%上がっている時期に老舗黄金は逆に0.58%の下落する傾向。
(3)移動平均線との関係

老舗黄金は移動平均線から大きく乖離した。
(4)最大下落率

・最大下落幅:▲32.33%(×)
・中期としての下落幅は大きい。
(5)リスクに対するリターン

・7ヶ月間で17.92%の下落。
(市場に対して26.82%の劣位)
・リスクを取って個別株に投資しているのに
損失を出している状況。
(6)因果関係

・市場が原因で変動していない。
(個別株に独自の理由で変動している)
(7)日次における変動のバラツキ具合

非常に大きい。
(8)中国本土からの資金状況

・中国本土からの資金流入も増加している。
◽️ 市場の内部構造
・浮動株は25%。
・欧米の機関投資家は3%未満の売買。
・浮動株に関しては短期取引での高速売買がほとんど。
(業績ではなく、需給・勢い・バラツキ具合などによる売買)
ゆえに、
◽️ 老舗黄金(Laopu Gold)現在状況の結論

独自の解析AI『OUT-STANDER』の算出結果:
・スコアー:80(不確実)
・売りと買いが拮抗
・通常のレンジ(揉み合い)相場
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では、
後半、、、
老舗黄金(Laopu Gold):
株の価値としての
算出結果:
妥当(+3.28%)
以下、
理由、、、
◽️老舗黄金の理論株価の試算
【株価=EPS(1株当たり純利益)× PER(株価収益率)】
老舗黄金の
EPS(1株当たり純利益)は、
全体:+177.6% / 年

なので、
もしPER(株価収益率)の方が
一定だとしたら、
老舗黄金の株価は上昇する。
ただ、
老舗黄金のPER(株価収益率)は
下落傾向。
▲15.0% / 年

なお、
PER(株価収益率)の変動に
最も大きな影響があるのは、
ROE(自己資本利益率)。
そして、
老舗黄金のROE(自己資本利益率)は、
+76.9% / 年

なので、
老舗黄金に関して言えば、
ROE(自己資本利益率)が
上昇傾向にも関わらず、
過去のPER(株価収益率)が高過ぎたために
下落傾向となっている。

ともあれ、
・EPS(1株当たり当期利益):+177.6% / 年
+
・PER(株価収益率) : ▲15.0% / 年
⬇︎
・株価 :+162.6% / 年
◽️ なぜレンジ相場なのか?
ならば、
なぜ老舗黄金の株価は
レンジ(揉み合い)相場なのか?
長期保有目的の機関投資家が
老舗黄金の企業価値を
算出している途上だから。
2024年に上場したばかりの
老舗黄金が報告した年次報告書は、
まだ1期分(2024年度)だけ。
一方、
長期保有目的の機関投資家は
2年から4年間の年次報告書を
分析した上で企業価値を算出する。
つまり、
老舗黄金の場合、
・高成長は一時的な流行によるものなのか?
OR
・今後の予測が可能な構造的な成長なのか?
見極めを行っている段階。
すなわち、
これまでに開示されている
業績に関しては、
売上:

粗利益率

営業利益

いずれも非常に
強い数字を出している。
主な理由としては、
・機会:国潮(中国の傾向)
西洋文化よりも、中国の古典と現代が融合した文化を高く評価する傾向
×
・強み:市場の開拓者
従来の金(量り売り)方式から高級な工芸品として販売し始めた
店舗展開も、
西洋のエルメス・ヴィトン・カルティエなどが並ぶ
高級施設内と厳選されており、
・中国は、北京・上海・香港など
・海外は、シンガポール(マリーナ・ベイ・サンズ)
合計でも、まだ41店舗。

流通店舗の少なさによって
希少性が生じており、
老舗黄金は1店舗あたりの売上が
競合店に比べて圧倒的に高い。
なので、
今後、中国・日本(2026年に東京へ進出予定)・
東南アジアなどにおいて、
エルメス・ヴィトン・カルティエなどから
高級ブランド市場のシェアを獲得して行く可能性がある。
また、老舗黄金は、
2026年3月9日から、ハンセン指数の
1つに組み入れられることも、
長期投資家による需要としてはプラス要因。
ただ、
逆に、懸念点も存在している。
たとえば、
・使われている技術は、中国の無形文化財。
つまり、老舗黄金が独占することは不可能。
競合他社による模倣は容易。
(老舗黄金の製品の41%は外注製)
・金(ゴールド)価格の上昇傾向は、
宝飾品需要の量としての縮小に繋がっている。
また、老舗黄金にとっては
原価の上昇要因にもなっている。
・営業利益は大幅にプラス。
しかし、営業CFは現在はマイナス。
(将来の成長に向けて、在庫を大量に抱えているから。
在庫回転期間の150日間を、銀行からの
短期融資によって資金繰りをしている。)
参考:
【企業価値=フリーCF ÷ (割引率−成長率)】

つまり、
分子はフリーCF(営業CF -設備投資)
要するに、
老舗黄金の競争優位性は
市場の開拓者という先行者という点に
支えられており、また、製品の希少性も
流通網の少なさで実現している。
であれば、
・競合の新規参入や追随
そして、
・今後の店舗拡大した後でも、
老舗黄金は
利益成長し続けることが出来るのかを
長期投資家が見極めようとしている段階。
だから、
老舗黄金は現在、
レンジ(揉み合い)相場となっている。
であれば、
老舗黄金の現在の
PER(株価収益率):25.82倍は、
中国の競合企業の2倍近い水準であり、
ヴィトンを主軸とするLVMHと
同程度の水準。
ゆえに、
老舗黄金の
価値に関する算出結果:
妥当(+3.28%)
・時価:787.50HKD
≒ 価値:762.50HKD
以上、
「老舗黄金(Laopu Gold):株価分析」
でした。
文章を最後までお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。
白坂 慎太郎