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次の100兆円企業はビザ・マスターか?

浅川です。

白坂先生に、今日の「なぜ」を解説していただきます。

 

次の100兆円企業はビザ・マスターか?

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■次の100兆円企業、ビザ・マスターか?

 

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> 株式時価総額が1兆ドルを超える企業はハイテクやインターネット関連が多いが、次はクレジットカード会社の番かもしれない。

> クレジット・デビットカード大手ビザ(V.N)とマスターカード(MA.N)の株価は、いずれも過去1年間に約50%も上昇。1月30日時点の時価総額はビザが約4490億ドル、マスターが約3240億ドルで、米S&P500種総合株価指数の中でそれぞれ7位と11位に付けている。(202023日付『ロイター・ニュース』より一部引用)

 

 

■株式市場の規模をおさらい

 

まず、大前提として【経済は大きくなるのが当たり前】であることを知っておく必要があります。以下の理由からです。

 

・世界の人口は増え続ける

・世界経済も大きくなる

・株式・証券の世界も大きくなる

 

このような流れで、今回のニュースに出てくるビザ・マスターのあるアメリカ・ニューヨーク証券取引所も大きくなり続けています。

 

市場が大きくなっているので、株式投資は【資産が増える方が当たり前】です。今までよりも株式市場にお金がどんどん入ってくるため、株式市場にお金を置いていれば、当然、資産は大きくなります。

 

しかし、現実には、このように感じられている人が多くないのは、【事実や数字に基づいて見ていないから】です。

 

投資をする中で、株式の日々のチャートを見て上がり下がりがあると、「では次は上がるのか? 下がるのか?」という不安が出てくるかもしれません。でも、「世界経済も証券市場も大きくなっているのだから、自分の資産が大きくなるのは当然」という考えがまずは必要です。

 

では、株式の時価総額について、考えていきましょう。かつて10年ほど前は、「100兆円企業」は想像すらできないほどでした。でも今は時価総額100兆円の企業は何社もあります。次のような形です。

 

・1位:サウジアラムコ(サウジアラビア):約200兆円

・2位:アップル(アメリカ):約150兆円

・3位:マイクロソフト(アメリカ):約100兆円

 

このように、日本でも馴染み深いアップル、マイクロソフトは業績の上下がニュースになることはあっても、時価総額は右肩上がりに伸び続けています。

 

歴史を振り返れば、日本のNTTが時価総額世界1位になった時もありますが、当時は時価総額10兆円、20兆円という規模でした。今は、世界1位が200兆円です。まずは、株式市場の規模を、感覚的に身につけておきましょう。

 

そう考えると、現在、ビザは時価総額49兆円、マスターは時価総額35兆円です。この2社が、時価総額100兆円規模に成長する、というのが今回のニュースです。

 

 

■ビザ、マスターは、今後どの程度成長するのでしょうか?

 

現在、時価総額100兆円の企業はAmazonやマイクロソフトなどです。ビザやマスターがそれほどの規模になる可能性は十分にあります。もちろん、100%確実であはりませんが、不思議なことではありません。なぜなら、次のようなことが考えられるからです。

 

・世界市場は大きくなり続ける(前提)

・キャッシュレスという大きな時代が来ている

・消費者は現金を使わなくなる

・現金以外のクレジットカードなどを利用する人が増える

・クレジットカード会社の売り上げが増える

 

今のペースであと3年成長すれば、100兆円企業になれる可能性があります。それは次のような考え方に基づきます。

 

・今年1年で1.5.倍成長

・次の1年でも1.5倍成長

・その次の1年でも1.5倍成長

・その次の1年でもさらに1.5倍成長

・時価総額100兆円に到達

 

しかし、これが確実でない理由は、3年間で1.5倍伸びるかどうかは、世界76億人が予測しても、誰もわからないからです。可能性があっても、未来のことは誰もわかりません。

 

たとえば、かつて銀行は誰もが伸びると思っていたところ、次のような現実が起きています。

 

・クレジットカードが出てくる

・ペイパルが出てくる

・仮想通貨やブロックチェーンが出てくる

・本人とお店でスマホで直接やり取りすることが増える

 

いずれ、クレジットカードが使われない時代がくる恐れもあります。ですから、100兆円企業になることは100%確実ではありませんが、可能性としてはある、という話です。

 

 

■なぜ、カード業界が急に成長し始めたのでしょうか?

 

これは、キャッシュレスという流れが一番大きくあります。人は期待をするものです。かつては、キャッシュレス社会になると予想され、仮想通貨の企業に期待が上がりました。

 

・キャッシュレス時代の到来だと予想される

・仮想通貨に期待がかかる

・仮想通貨の会社の株価が値上がりする

・2017年に仮想通貨のバブルが起きる

・仮想通貨の会社の株価が下がる

 

このような流れの今、人々は次のようなことを考えました。

 

・仮想通貨は技術的に早すぎた

・現実的に利用しやすいものは何か?

・では、クレジットカードがよいのではないか??

 

このような流れで、クレジットカード会社に期待がかかっています。

 

しかし、競合も出てきています。ペイペイや、中国のアリペイ、ウィーチャットペイ、スマホ決済など、電子マネーのサービスもあるため、ビザやマスターが100兆円規模の企業になるとは言い切れない状況なのです。

 

 

■今後、消費者は何に注目すれば良いのでしょうか?

 

ビザ、マスターは、クレジットカード業界の1位と2位の会社です。今後も多くの人が、ビザかマスターを利用していくことは当然考えられます。特にヨーロッパはクレジットカードの文化です。公園に出ている屋台でさえも、クレジットカード決済が可能です。

 

このような時代に、世界の前提を考えると、クレジットカード会社の業績はどのように予想されるでしょうか。

 

・世界経済は大きくなるのが当たり前

・米国市場は大きくなるのが当たり前

・株価は上がるのが当たり前

・キャッシュレスの利用は広がる?

・クレジットカード会社への期待は上がる? 下がる?

 

こう考えると、クレジットカード外車への期待は、上がる可能性、下がる可能性が五分五分ではなく、「上がる可能性の方が高いだろう」という見方をすることができます。

 

現在、世界一位の会社の時価総額も、今後、200兆円を超える可能性は十分にあります。

 

時価総額は、企業の規模を測る1番の物差しです。つまり、【企業の影響力の大きさ】だと言えます。株は、次のようなことができます。

 

・消費者:欲しいものと、自分のお金とを交換する

・企業:欲しい会社の株と、自分の株とを交換する

 

すると、時価総額が大きければ大きいだけ、いろいろな企業をM&Aで買うことができるということです。ですから、時価総額が大きければ、企業の影響力も大きくなります。

 

 

では、影響力を大きくするために、業界内の会社が連携することはあり得るでしょうか?

 

それは、クレジットカードの業界では、ビザ・マスター・JCBがトップレベルで、アメリカン・エキスプレスカードや、ダイナースカードとは規模が大きく異なっています。すでに業界内での決着はついていますので、上位の2社か3社で競争する形になると言えます。

 

 

■クレジットカード会社はどのように成長する?

 

ビザやマスターという会社も危機感はあり、今後、将来性のある仮想通貨やブロックチェーンの会社との提携は常に考えています。たとえば、次のようなことです。

 

・ブロックチェーンを開発する専門業社に外注して頼む

・ブロックチェーンの仕組みを作る

 

こうして見ると、ブロックチェーンの会社はさまざまあるため、可能性がある会社の株を「とりあえず買っておく」ということもできます。

 

そもそも、クレジットカード会社は、消費者が利用する時の手数料で売り上げを伸ばしています。そのやり方が、この先20年、30年続くかどうかは、ビザやマスターでさえもわからないのです。

 

ですから、次の可能性を探利、新しい技術と競争をしている状況なのです。

 

システムや技術がわからなければ、クレジットカード企業のこの先を予測するのは難しいと言えます。ブロックチェーンでバブルが弾けたのは、【システムが不完全だとわかったから】です。

 

システム系の会社に投資をするのであれば、技術の勉強をしないと、予測を立てづらいものです。あまり、自分がわからないことには、投資をしてはいけないと言えるでしょう。

 

 

■今日のまとめ・・・・・・・・・

 

経済の大前提として、世界の市場は大きくなっているため、【株式市場に投資をすれば資産を増える】という感覚は必要です。ビザやマスターは、これまでと同様に成長をすれば、100兆円の規模に拡大する可能性は高いのですが、未来は誰にも予測できないため、確実ではありません。

 

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貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

浅川淑子(あさかわよしこ)

 

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