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なぜトヨタが未来都市を?

白坂です、

 

【結論】
トヨタが約90年ぶりに革新をするため

トヨタが静岡県の裾野市に未来型の都市建設を始めました。
その名も「ウーブン・シティ」。

「ウーブン」という英語は、「織られた」という
日本語に当たります。政府が概念として提唱している
【5世代目】の社会を民間企業であるトヨタが主導で
実際に創り始めたということになります。

第1世代:狩猟社会

第2世代:農耕社会

第3世代:工業社会

第4世代:情報社会

第5世代:仮想と現実の融合社会

簡単に言うと、
「第3世代の工業社会」と「第4世代の情報社会」の
境目がかなり曖昧に重なり合った社会ということに
なります。

たとえば、今までのネットといえば、
「物理の世界の人間がネットを使う」という感じでした。

たとえば、
物理の世界の人間が、何か知りたいことがあったら
ネットにアクセスをして情報空間に情報を取りに行く。
ネットにあった情報を人間を知る。

人間が
ネットに繋がっていたオンラインの時間と
ネットに繋がっていなかったオフラインの時間が
ハッキリと分かれていました。

それが、
第5世代の社会となると、人間がネットにアクセスする
という行為なしに、ある意味、常時、ネット空間に
囲まれていることになります。

たとえば、テレビ・パソコン・スマホ、、、
または、冷蔵庫・電子レンジ・クーラー、、、などの
機会端末が、インターネット空間と常時で繋がっています。

なので、勝手に動作をしたり、または、人間に
「これをしてはどうですか?」と「オススメ」
してくれるようになるわけです。

そうすると、
今までのように、人間が「よし、今からネットをしよう」と
具体的な行動をしなかったとしても、実際は、随時で
ネット空間の中にいるかのような状態になります。

また、
リアルの工業社会ということになると、今までの
自動車は当然のように人間が運転していました。

しかし、これからは、自動車という機械そのものが
常時でネット空間と通信し合っています。だから、
ネット空間の人工知能と自動車内の人工知能が
連携しながらが自動車を運転するようになります。

つまり、
自動車に乗っているということ自体が、ネットと
繋がっているということになります。さらに、
自動車の中に居ながら、自動車の人工知能が
移動時間中の過ごし方をオススメしてくるようになります。

第5世代:仮想と現実の融合社会の到来へ

トヨタは、ある意味で、国よりも先に未来都市の
建設という形で、第5世代の社会を現実化させようと
しています。「なぜトヨタが未来都市を?」

【結論】
トヨタが約90年ぶりに革新をするため

トヨタは、元々は自動車の会社ではなく、
糸から服を作るための織り物用の機械を作る会社でした。
その後、自動車社会の到来を見据えて、会社内に
自動車部を作ったのが、今のトヨタ自動車の起源です。

今から約90年前に、
豊田は、織り物機械の会社から自動車会社へと
革新したことで、今のトヨタがあります。

やがて
トヨタ自動車は日本を代表する大企業となります。

自動車は1台の完成車を作るのに、3万から5万もの
部品を必要とします。だから、完成車を作る工場だけではなく、
その途中部品を作る工場も必要とします。

だから、
たくさんの関連会社・たくさんの関連工場が
トヨタのある愛知県の挙母市に集まってきました。

そして、
愛知県の挙母市の、主要産業が自動車となり、
トヨタに関連する住民の割合が増えました。

結果、
挙母市は豊田市と街の名前が変わりました。

まるで、
トヨタという企業が大名になったかのように
街を統治しているかに例えて、企業城下町と
呼ばれるようになりました。

つまり、
トヨタは、
・今から90年前に織物から自動車会社に革新した歴史があり、
・1つの街を企業城下町として発展させて来たという歴史があった、

ということです。
だからこそ、今度は、

ウーブン・シティ(織られた街)

を未来都市として創ろうとしているわけです。

第3世代の工業社会を代表するトヨタが、
今から新しく来るであろう第5世代の先端企業と
なろうと名乗りを上げたことになります。

「なぜトヨタが未来都市を?」

【結論】
トヨタが約90年ぶりに革新をするため

このような素晴らしい構想を描けたのは、
やはり、現在の社長が創業家出身の
豊田章男社長だからこそだと感じています。

章男社長は、
自身がレーサーであるくらい自動車そのものを
知り尽くしています。

だからこそ、既存の第3世代の
工業社会としての自動車産業の限界を誰よりも
危機感を感じられていたのだと思います。

そして、
章男社長は
何より、トヨタという企業の過去90年の歴史を
知り尽くしています。だからこそ、

これからの90年間という未来を見通すことが
出来たのだろうと感じています。

過去に、
挙母市を豊田市として発展させた経緯を持つトヨタ。
今度は、

ネットとリアルが融合した新世代の街を創り始めました。

「なぜトヨタが未来都市を?」

【結論】
トヨタが約90年ぶりに革新をするため

今は、自動車を製造して自動車を販売しているトヨタが、
将来は、空間設計や都市開発、、、を通じて、社会課題の
解決企業へと再びで革新に成功している可能性があります。

 

今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。

 

白坂慎太郎