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なぜスターバックスは成功したのか?

浅川です。

白坂先生に、今日の「なぜ」を解説していただきます。

 

なぜスターバックスは成功したのか?

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なぜスターバックスは好調であり続けるのでしょうか?

 

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スターバックスが人気の理由は何でしょうか?

 

「コーヒーが美味しいから」、「居心地が良いから」でしょうか?

 

実はスターバックスは、創業者(ハワード・シュルツ氏)が最初から、居心地の良い空間を作ろうという理念を掲げていました。それが、一番の成功の理由だと言えます。

 

 

■どのように居心地の良い空間を作ってきたのでしょうか?

 

コーヒーの店であれば、普通は「コーヒーを売ろう」と思うでしょう。

 

でも、スターバックスの創業者は、「居心地の良い空間を売ろう」と考えました。

 

そのため、家庭、職場/学校に次ぐ【サードプレイス】としてのこだわりが強くありました。たとえば、次のようなことです。

 

1)においの強い食べ物は売らない

2)フランチャイズの経営を許可しない

 

スターバックスでは、コーヒーだけではなく、サンドイッチやドーナツなどの食べ物も提供しています。いずれも、あまりにおいがない食べ物です。

 

なぜかと言えば、居心地の良い空間を作りたいからです。

 

たとえば利益を考えて、朝食や昼食に向けたメニューを売ろうとすると、調理の結果、店内ににおいが漂うことになります。

 

たとえ売上が上がっても、お客様が「調理のにおいが気になる」と言ったことで、全店で取りやめることがありました。それほど、売る商品には徹底してきました。

 

 

また、スターバックスは空間作りのために【直営】にこだわり続けてきました。

 

つまり、フランチャイズでのお店を長い間許可しなかったということです。

 

今はフランチャイズ(ライセンス事業)という形で許可していますが、「スターバックス」というブランドが確立するまでは、ひたすら空間作りにこだわってきました。

 

企業としては、コーヒーを売ることは、居心地の良い空間を作るための手段でしかなく、コーヒーを売るより【場所を提供している】という感覚が大きいのでしょう。

 

これから先も、ますます伸びていく企業だと言えます。

 

 

■空間作りは広告費を下げることに

 

ビジネスで一番経費がかかることは何でしょうか? 人件費・材料費・場所代・家賃などでしょうか?

 

これらは目に見える経費ですが、長期に渡り費用がかさむ経費があります。

 

それが、【広告費】です。

 

お客様に来ていただくための費用が、ビジネスにとって最も大きい経費になります。

 

それを考えると、「あそこに行くと居心地が良いよね」と、新しいお客さんも常連さんもどんどん来てくれることは、見えない広告宣伝費をグッと下げることができます。

 

今の時代は、シェアオフィスの一つがスターバックス、というような形でパソコン1台を持って利用するような人も増えています。スターバックスに働きに行く、というような空間であれば、これからも好調であり続けると思います。

 

 

では、シェアオフィスも増えてきている中、スターバックスの優位性はどこにあるのでしょうか?

 

それは、すでに確立された「スターバックス」というブランドにあります。

 

日本であれば、TSUTAYAという本屋さんと組んで、同じスペースで本とコーヒーを提供し、居心地の良い空間を作っています。

 

このように、スターバックス単体であっても、いろいろな企業と協業していく形であっても、スターバックスが「居心地の良い空間」というブランドであり続ければ、一時的な好調ではなく、引き続き長期的に好調であり続ける可能性が高いと思います。

 

 

今日のまとめ・・・・・・・・・

 

スターバックスは、創業者が【居心地の良い空間を売る】という理念を掲げていました。店内で売る商品も、経営の仕方にもこだわり、お客さんに選ばれるブランドを確立しました。それにより、企業として好調であり続けています。

 

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貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

浅川淑子(あさかわよしこ)

 

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