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「白坂、今年2020年で引退します」

浅川です。

白坂先生に、今日の「なぜ」を解説していただきます。

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白坂 今年2020年で引退します

 

 

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「白坂、今年2020年で引退します」

 

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■今日のテーマは、どのようなことでしょうか!?

 

今日、2月26日は私の誕生日です。45歳になります。今年45歳になり、このタイミングでYouTubeの視聴者のみなさん、ブログの読者のみなさんにお伝えしたいと思います。

 

2012年にYouTubeチャンネルを立ち上げ、自分で一生懸命、情報発信をしてきました。けれども今年の年末、【2020年12月31日で引退する】ことを決めました。この考えは変わりません。でも、急に更新されなくなるのも驚かれると思いますので、今、このタイミングでお知らせしておこうと思いました。

 

 

■どのようなきっかけで、決断をされたのでしょうか?

 

実は、「経済ニュースの本質」を解説し始めたことが一番大きなきっかけです。日本にはいろいろな問題があります。この「経済ニュースの本質」で何度も解説してきた内容の一つに「大廃業時代がやってくる」ということがあります。

 

日本の企業は今、350万社あります。大企業や中小企業、個人事業主、全部合わせて350万社あります。そのうちの100万社がこれから数年で廃業していく時代になります。

 

その理由を一言で言えば、後継者不足です。【後継者がいないために100万社が日本から消える】という状況が、あと数年で訪れます。

 

日本は、創業社長の力が非常に強かったのです。1945年に日本が太平洋戦争で負け、ポツダム宣言を受け入れ、団塊世代の人たちが焼け野原から日本を復興させようとしました。そこで活躍した戦闘能力の高い人たちが、創業者としてやってきました。

 

その人たちが65歳、70歳となり、いよいよ、もう引退し始めています。そうなった時、ご本人はものすごく戦闘能力が高いので企業を30年、40年と続けることができました。しかし社員が全く育たず、後継者がいないのです。

 

なかには、黒字のまま廃業していく企業もあります。今回、「白坂は、引退するにはまだ若いのではないか?」と思ったかもしれませんが、まさに黒字で廃業するのと同じ状況になる可能性があります。黒字で廃業する企業に対しては、「将来、後継者不足になるとわかっていたのに、なぜ手を打たなかったのですか?」と言えます。

 

 

■なぜ、人は早めに手を打たないのでしょうか?

 

実は、「物理の法則」は人間にも働いています。中学1年生が理科で習う内容に「慣性の法則」があります。これは次のようなことです。

 

・止まっているもの:ずっと止まり続けようとする

・動いているもの:同じ運動をずっと続けようとする

 

これは、人間でも同じです。

 

・止まっている人:ずっと止まり続けようとする

・動いている人:ずっと同じ運動を続けようとする

 

これを人は「習慣」と呼びます。習慣の「慣」は、慣性の法則の「慣」という字です。もし、一人の人の365日をカメラで撮ると、同じことを続けているとわかります。

 

・朝、同じ時間に起きる

・同じ時間に顔を洗う

・同じ時間に歯を磨く

・同じ時間に朝ごはんを食べる、、、

 

これがずっと続くのです。ですから、次のような考えになります。

 

・30代の人:「まだ自分は30代だから」

・40代の人:「まだ40代だから」

・50代の人;「まだ50代だから」

 

将来、いつか自分の体力や健康が弱まっても、「後継者がいない」と頭ではわかっていても、本人が最後までその運動を止められないと、後継者を育てられなくなります。

 

では、誰が止めれば良いのでしょうか? それは、【自分で止める】しかありません。人はそんなに簡単に、今までやってきた習慣を変えることはできないのです。

だから、気がつけばもう遅い状態になる。本当は「今から変えないと」と言っても、手遅れということになります。

 

頭では「大廃業時代で創業者が65歳か70歳になると、いずれ体力が衰え、後継者がいないと廃業してしまう」と思っても、当の本人は最後まで止まらなかった、ということです。

 

この状況を解説していると、「これは自分も絶対同じことが起きる」と思ったのです。だから、【2020年で1回止まる】ことを決めました。

 

人間は、脳味噌の脳が多い人、能力が高い人、能力の低い人があるというイメージがあると思いますが、実は違いはありません。全員、同じ能力を持っています。でも、出している結果は違います。それはなぜでしょうか?

 

それは、【集中力が違うから】です。具体的に数字で考えてみましょう。

 

1)100の能力で100個の仕事をしている人

2)100の能力で10個の仕事をしている人

3)100の能力で1個の仕事をしている人

 

この人たちの1個あたりの仕事に使える力は、次のように考えられます。

 

1)100÷100=1

2)100÷10=10

3)100÷1=100

 

1の人は、1つの仕事に「1」しか使えません。3の人は1つの仕事に「100」の力を使えます。

 

だから、もし私(白坂)が自分でずっと情報発信をしていると、次の考えになります。

 

・YouTubeチャンネルをやる

・テーマを決める

・何を話そうか準備する(予習する)

 

このように脳を使うことになり、他のものに使える能力は小さくなります。だから、これを一度止めることで、能力を高めたいと考えたのです。そして、これからは「今から発信したい人を一生懸命応援したい」と考えています。

 

 

■これからはどのようなことをするのでしょうか?

 

今、自分よりも若い30代、20代、10代の人たちで、次のような人がたくさんいます。

 

・「言いたいことがあります」

・「私の想いを聞いてください」

 

これからは、自分が発信することに使ってきた8年間の能力を、他の人が発信することに使ってもらいたいと考えています。

 

まさに、人物を照らす「ライト」のように、今まで私はライトが当たる人間でした。でも今度は「ライトになりたい」と思っています。特に、【子どもたちに明るい未来を】という会社の理念を考えた時、できれば、30代、20代、10代という私よりも若い人たちに、ライトを当てたいと思っています。

 

そして、女性です。今まで日本は、男性中心の仕組みで、ライトが当たるのは男性でした。女性はライトを照らす側でした。これからは女性が出ていく「女性活躍社会」です。そこで「私はライトに回りたい」と考えています。

 

普通であれば、「両方やれば良いのではないか」と思うかもしれませんが、それは能力を過信していることになります。能力はみんな一緒です。私も、今、これを読んでくださっているみなさんと同じ能力しか持っていません。何かを止めない限り、力を発揮することはできません。

 

それで、今回、引退を決めたのです。

 

とはいえ、あと10ヶ月あります。これからの10ヶ月間は、マラソンと一緒です。たとえば、「体力が続く限りずっと走り続けてください」と言っても走れないですよね。でも、ゴールが決まり「42キロ頑張って走ってください」と言われれば、走れます。

 

同様に、12月31日までと日付が決まり、ゴールテープのある場所が決まれば、あと10ヶ月間は本当に最後だと思えます。その日まで【全力で、自分が知っている知識を一人でも多くの人に共有していきたい】という想いを逆に持っています。

 

今回、引退をお伝えしましたが、明日以降の10ヶ月間は一生懸命やります。また引き続き、YouTubeを視聴し、このブログをご覧いただければと思います。

 

 

■今日のまとめ・・・・・・・・・

 

日本は後継者不足で大廃業時代が到来します。早いうちに手を打たなければ廃業します。そのようにならないよう、私(白坂)は自分が発信してきた経験を、若い人や女性に役立ててもらい、自分が「ライト」役になろうと思い、引退を決めました。ただし、ゴールまでのあと10ヶ月間は最後まで一生懸命に走り続けます。

 

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貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

浅川淑子(あさかわよしこ)

 

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