セブン―イレブンが契約解除を通告
白坂です、
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>「セブン―イレブン・ジャパンは、自主的に24時間営業を短縮している『セブン―イレブン東大阪南上小阪店』のオーナーに対し契約を解除すると通告した。」
(『共同通信』より一部引用)
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当然ですね。
各オーナーが自由にやり出したら、もはやフランチャイズ・ビジネスは成り立たなくなります。
人は、それこそ今から300年以上も前のルソーの時代から「自由放任」への憧れを持っています。
理想の社会は、一人・一人が自由に好きなことをやる社会なのだ、、、と。もちろん、
幻想
です。
実際に、人々に対して自由放任が行われた後の社会に待っているのは、ただ・ただ混乱だけ、です。社会が平和で円滑に運営されるためには「これだけは絶対にやってはいけません」という規律が必要です。自由というのは規律の範囲内での自由であって、規律のない自由は放任です。そして、放任の先にあるのは堕落と混乱の社会だけ、です。
同じように、
フランチャイズ・ビジネスにとっての命というのはブランド・イメージです。人が、「セブンイレブンと言えば、こんなお店」、、、と思い浮かべる連想を、ある程度、統一する必要があります。それが、各オーナーが自由裁量で好きなようにやり出したら、セブンイレブンのブランド・イメージは完全に崩壊してしまいます。もしオーナーが完全に自分の好きなようにやりたいのであれば、セブンイレブンという看板とシステムを使うのではなく、
独自の看板で独自のお店をやる必要がある
契約で「24時間営業」が決められているにも関わらず、オーナーの自由裁量での短縮営業まで放任してしまったら、本部がグループを統制することが完全に不能になってしまいます。結果、セブン・イレブンというブランドイメージは完全に崩壊してしまいます。
本部主導にて短縮営業を実験するのと、オーナーの自由裁量で短縮営業をするというのでは意味が違います。それは契約違反であり、認められないことです。もしオーナーが短縮営業をしたいのであれば、契約の修正または変更に関して、しっかりと話し合って、合意を得ることが必要になってきます。
これから1,000店舗を移転または閉店していくセブン・イレブンですが、逆の言い方をすれば、残り2万店は現時点では運営され続ける予定になっています。その2万店舗を本部がある程度の範囲内で制御していくために、契約解除の通知は極めて
合理的な判断だったと感じています。
貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
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