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楽天の決算発表(2018年度)

 

白坂です、

 

文章のご確認、感謝しています。

ありがとうございます。

 

まず、

 

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さて、

 

楽天の決算発表(2018年度)

 

楽天が2018年度(1月〜12月)の決算を発表しました。

 

 

楽天初で売上が1兆円を超えています。

 

 

まずは、主だった数字を先に確認していきたいと思います。

(2009年度→2018年度の【9年間】比較)

 

売上高:

3,000億円→ 1兆1千億円(3.7倍)【年平均:16%成長】

 

営業利益:

600億円→ 1,700億円(2.8倍)【年平均:12%成長】

 

当期純利益:

500億円→ 1,400億円(2.8倍)【年平均:12%成長】

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

総資産:

1兆8千億円→ 7兆3千億円(4倍)【年平均:17%成長】

 

純資産:

2,000億円→ 7,700億円(4倍)【年平均:17%成長】

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

営業キャッシュフロー:

−600億円→ 1,500億円

 

投資キャッシュフロー:

2,200億円→ − 700億円

 

財務キャッシュフロー:

− 1,700億円→ 2,100億円

 

キャッシュフロー:

− 100億円→ 2,900億円

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

楽天の株価の最高値は2015年4月で【2,358円】でした。

今回の208年度の決算説明会直前時点では、【816円】だったので、株価は最高値と比べて「約3分の1」に低迷していたということになります。

 

 

ただ、楽天はスーパーやコンビニなどを通じて日用品を提供している成熟企業ではなく、インターネットビジネスや金融など最先端のサービスを提供している企業なので、市場が楽天を正確に評価することは極めて難しいということなのだと思います。9年間で売上高が3.7倍となり1兆円を超えたという現在の業績と、株価が最高値の「3分の1」になっているという株価は全く連動していません。

 

数学的には9年間で【年平均:17%成長】という数字になりますが、それはあくまで結果論です。

「毎年17%成長を目指そう!」という堅実な目標を達成し続けて成し遂げられた数字ではありません。

楽天は常に挑戦し続けるベンチャー企業です。ベンチャー企業が堅実な目標を掲げるということはありません。

 

 

常に【場外ホームラン】狙い

 

 

リスクを取るということです。

いつも身の丈(たけ)を超える挑戦をし続けるということです。

常に【場外ホームラン】を狙い続け、たくさんの空振り三振をしながらも何本かの【場外ホームラン】を打つことができたから、結果として9年間で3.7倍成長という数字が残ったということです。

 

投資家は人間の本能のままにリスクを取らない安定的な運用を好むので、リスクを取って勝負をし続ける楽天に関しては正確な評価ができていないというのが実際のところなのだと思います。

 

楽天は今まで3本の【場外ホームラン】をかっ飛ばしています。

すなわち、

 

・日本国内の電子商取引

・広告

・金融

 

です。

 

もしリスクを取り続けるベンチャーでなければ、最初の日本国内での電子商取引で成功した後にそれを安定的に運営し続けることに焦点が当たりがちです。しかし、楽天は1つを成功させたら次から次に投資をし続けています。海外に対してもたくさんの種を撒き続けています。楽天の海外事業は現時点でまだ収益を楽天にもたらしていませんが、その攻め続ける姿勢がまさにベンチャーだと言えます。

 

そして、楽天は4本目の【場外ホームラン】を狙って、新たな収益源を確立しようとしています。

すなわち、

 

 

通信

 

 

日本全国に独自の通信網を構築することで、NTT、AU、ソフトバンクの3強の1角に食い込もうとしています。通信は3社だけによる寡占(かせん)市場です。そして、顧客一人当たりの顧客生涯価値が高いので企業からするととても利益率の高い事業です。楽天はこの通信事業に参入することで、4本目の収益源を確立しようとしています。

 

独自の通信網を構築するとなると数千億円規模の先行投資が必要になりますので、当然、とてもリスクの高い挑戦です。しかし、その勝負をやり続けてきたからこその、売上高1兆円突破という結果になってきたということが言えます。

 

楽天の最初の1本目の収益源である「国内の電子商取引」に関しては、営業利益が減少傾向にあります。もし、楽天が最初の「国内の電子商取引」に成功したことで守りに入っていたとしたら、今頃、衰退局面に入っていたと思われます。しかし、楽天は守りに入らなかったわけです。攻め続けたわけです。だからこそ、2本目の「広告」、3本目の「金融」という収益の柱が育ちながら、4本目の「通信」に挑戦できるところまで来ています。

 

 

市場からの評価を気にせず常に挑戦し続けること

 

 

経営は、常に究極の2択です。

すなわち、「成長」か「衰退」かの2択です。維持はありません。もし経営者が現状維持を望んだ瞬間、衰退が始まります。

 

市場の評価は短期的です。極めて短期的です。株価が上がりそうな気配が出たらみんなよりも0.1秒でも早く買って、株価が下がりそうな気配が出たらみんなよりも0.1秒でも早く売るということを毎日でやり続けています。だから、市場からの評価は短期では全く当てになりません。

 

上場企業は3ヶ月単位で決算報告をしていますが、それは法律で決まっている企業としての義務だからこそ行っているものであって、実際に3ヶ月単位で物事を考えている上場会社の経営者はいません。10年先、20年先、30年先、、、を見据えながら経営をやっています。

 

売上1兆円を超えた楽天はその業績に満足することなく、さらに攻め続ける姿勢を鮮明に発表しています。独自通信網の構築に数千億円単位の投資をすることを発表しています。だからこそのベンチャーです。決して守りに入らずに常に攻め続ける姿勢だからこそ

 

9年間で3.7倍の成長をすることができたのだと思います。

 

楽天の決算発表(2018年度)

 

貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

白坂慎太郎

 

追伸:

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