お金の管理方法
白坂です、
今回は、
受講生の伊藤孝之さんからいただいた質問への
回答を共有させていただきます。
>「どのように管理すれば、リスクを
減らしながらお金を年々殖やして
いくことができるかを知りたいです。」
結論から言うと、
管理する物そのものを【減らす】
です。
世の中には、「理想主義」と「現実主義」の
大きく分けて2種類の人がいます。
今から2千年以上前の「プラトン」と「アリストテレス」から
ずっと続いている、人の思考法の違いです。
「理想主義」の人は、頭で考えられる理想を
生きている限りで追求し続ける人です。
>「理論的には、これが理想。
だから、このようにするべきだ。」
という考え方、です。
一方、
「現実主義」の人は、たとえ頭で考えられる
理想通りではなかったとしても、現実、
自分が出来る考え方を優先します。
「理論的には理想ではないかもしれないけれど、
現実、こうやった方が上手く行くから、
そのように実際やっている」
という考え方、です。
お金は現金とも呼ばれます。
空想の世界ではなく実際に存在しているものです。
「何となく、ある」ものではなく、「実際に、ある」
ものです。
であれば、
お金の面で成功できる人というのは
「現実主義」
です。
現実的に現預金を上手に管理できる人、です。
現実主義的に、
管理には原則があります。
管理が上手になる唯一の方法は、そもそも管理するものを【減らす】
です。
たくさんのものを上手に管理する方法など実際にはありません。
たとえ、頭の中では「〇〇○管理法」などを勉強して、
一生懸命に注意して、気をつけて、努力すれば、たくさんのことも
まるで上手に管理できるような気がしますが、しかし、
それは気がするだけ、です。実際は出来ません。理由は簡単です。
人の注意力には限界があるから
たくさんのものを管理しようと思ったら、
注意が分散してしまいます。だから、当たり前に
抜け・漏れ・ミス、、、、が増えます。
それは
>「次から気をつけます」
のような注意力では解決できません。
まして、
>「もっと上手な管理法はないのだろうか?」でも
全く解決できません。単純に、
管理するものが多いから抜け・漏れ・ミス、、、が起きた
というだけ。
であれば、管理を上手にするためには、
そもそも管理するものを【減らす】
だけが、
現実的には唯一で管理が上手になる方法です。
・出来るだけ少ない預金通帳で管理し、
・出来るだけ少ない証券講座で管理し、
・出来るだけ少ない金融商品を管理する。
たとえば、
投資の世界には、
>「卵を1つのカゴに盛ると、その1つのカゴが
下に落ちたときに、全てを失ってしまうから
出来るだけ沢山のカゴに分けて盛った方がいい。」
というようなことが、昔からずっと言われています。
だから、投資は「分散投資」をした方がいい、、、と
言われるわけです。
しかし、
この
>「出来るだけ沢山のカゴに分けて盛った方がいい。」
という考え方そのものが、「理想主義」なのです。
頭の理屈は成立します。何となく、出来そうな気もします。
しかし、
実際は、出来ない
理由は簡単です。
人の注意力には限界があるから。
管理するものが増えれば・増えるだけ、抜け・漏れ・ミス、、、が増えます。
つまり、
リスクが増える
ということです。
・自分がよく分からないものが増えればリスクも増える
・自分がよく分からないものが減ればリスクも減る
ものすごく単純な話です。
だから、たとえ理想論ではなかったとしても、
現実的には、
集中
が最もリスクが小さい。
つまり、「たった1つのカゴに卵を盛り、そのカゴを
1点集中で注意深く見守る」が、現実的に最もリスクを
小さくしながら、お金を増やす方法です。
と言うことで、
>「どのように管理すれば、リスクを
減らしながらお金を年々殖やして
いくことができるかを知りたいです。」
結論は、
管理する物そのものを【減らす】
・出来るだけ少ない預金通帳で管理し、
・出来るだけ少ない証券講座で管理し、
・出来るだけ少ない金融商品を管理する。
そうすれば、
リスクを減らしながら、
お金を殖やしていくことに成功できています。
今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。
白坂慎太郎