前澤友作氏ツイッター フォロワー719万人で日本1位に!
浅川です。
白坂先生に、今日の「なぜ」を解説していただきます。
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前澤友作氏のツイッターフォロワー数が719万人と日本で1位になりました。どのような影響があるのでしょうか?
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> インターネット衣料品通販大手「ZOZO」の創業者で前社長の前澤友作氏(44)のツイッターフォロワー数が1月14日に719.3万人を突破。お笑いタレント有吉弘行(45)の719・2万人を抜き、日本の著名人で最多フォロワー数を更新した(数字は14日7時20分現在)。(「Yahoo! ニュース/スポニチアネックス」より)
■日本一になったことに、どのような意味があるのでしょうか?
前澤友作氏のツイッターのフォロワー数は、「日本1位」のニュース以降も増え続け、1月26日現在、720万人に達しました。その数に注目してみましょう。
・読売新聞読者数:860万人
・朝日新聞読者数:580万人
・前澤友作氏ツイッターフォロワー数:720万人
この数を見ると、前澤氏のツイッターは日本の全国紙に並ぶマスメディアといえます。ツイッターは個人メディアとして一人一人がつぶやいている印象ですが、実際は全国紙並みの影響力が出ています。それだけツイッターが、媒体としての可能性を持っていることを示しています。
■「100億円」企画でフォロワーを集める
前澤氏のツイッターが特徴的なのは、フォロワーの集め方です。2020年のお正月に前澤氏はお年玉企画として、「100万円を1000人にプレゼントします」と発表しました。これは2019年に次いで2回目です。ただ、2019年はお年玉に応募して落選した人のうち200万人がフォローを外しました。
この状況を考えると、719万人のフォロワーがいても、本当に前澤氏の情報を受け取りたいからフォローしているとは限らないという課題があります。実際に前澤氏は1月22日にツイッターで「僕のフォローを外していたり、DM拒否していたりで、当選DMを送れない方がボチボチいました」と発言しています。今年も、フォローを外す人がさらに増える可能性はあります。
「お年玉企画」に関しては、賛否両論ありますが、ある意味、前澤氏はフォロワーをお金で買っている状態であるとも言えます。お年玉の当選確率は4000人に一人です。これを計算すると次のようになります。
100万円÷4000人=250円
つまり、「250円をあげるから、私のツイッターをフォローしてください」という集め方となっています。ここで大事なのは、1人250円でフォロワーを集め、その後、前澤氏がどれだけツイッターに力を入れて価値ある情報を発信し続けていくか、ということです。
仮にこれから新規事業に力を入れてツイッターをやらなくなったら、フォロワーの意味はないでしょう。逆にこれからツイッターやYouTubeに力を入れて、前澤氏しか発言できないことを呟いたり、「プライベートジェットの中を公開」などの目玉企画をこれからも定期的にやると、たとえお金でフォロワーを集めたとしてもそれは広告宣伝費であったと言えます。
今後の注目点としては、前澤氏がお年玉企画で集めた人に対し、どのように価値ある情報を提供していくか、ということです。前澤氏しか発信できない価値ある情報を、私たちに共有してくれるか注目したいところです。
■他のツイッター利用者が学べることは?
前澤氏が注目されるのは、他人がやらないことをやろうとするからです。2019年に前澤氏の「お年玉企画」を真似した人はたくさんいます。でも、前澤氏は自分しかできないことをやっていることに価値があります。これを他のツイッター利用者も意識する必要があります。
また、前澤氏の「お年玉企画」の方法は、広告宣伝費ということで一つのお手本になります。これまで広告といえば、次のような流れでした。
<これまでの広告のモデル>
・広告・宣伝したい人が発信したい情報を用意する
↓
・広告会社が広告媒体を探す
↓
・広告媒体(テレビ・新聞・雑誌・WEBなど)が広告を載せる
↓
・消費者に情報が到達する
でも、前澤氏の方法は次のようになります。
<前澤氏のモデル>
・前澤氏が情報を用意し、発信する
↓
・消費者(フォロワー)が情報を受け取る
非常にシンプルです。仮に、広告宣伝費に100万円の予算をかけるとすれば、広告業者に支払うより、直接消費者に伝える方が圧倒的に効率がよくなります。
ただ、たとえ広告費として「お年玉企画」のような形でフォロワーを集めても、解除する人が増えないよう、価値ある情報発信をし続けることが重要であることを理解しなくてはいけません。それを、他のツイッター利用者も意識する必要があります。
■今日のまとめ・・・・・・・・・
前澤氏のツイッターは、フォロワー数719万人を超え、全国紙並みのメディアになりました。前澤氏のフォロワーの集め方は、新しい広告モデルとして捉えることができます。今後、集めたフォロワーに対し、どのような価値提供を続けるかが注目すべき点です。
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貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。
浅川淑子(あさかわよしこ)
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