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【株価暴落】新型コロナショックでバブル崩壊以来の下げ幅を記録

浅川です。

白坂先生に、今日の「なぜ」を解説していただきます。

【株価暴落】新型コロナショックでバブル崩壊以来の下げ幅を記録

 

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【株価暴落】新型コロナショックでバブル崩壊以来の下げ幅を記録

 

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■株価暴落より「原因」が大切

 

 まず最初に、今回のニュースの【原因】と【結果】を整理します。

 

・原因:コロナショック

・結果:株価暴落

 

このような関係です。 【結果】の「株価暴落」をずっと見ていても、私たちは何も学びを得ることができません。ですから、【原因】の「コロナショック」を今回は深く見ていきます。

過去を振り返ると、「似たような事例」があります。私たちは歴史を乗り越えてやってきています。ですから、過去の「似たような事例ではどうだったのか?」を振り返ってみまましょう。次のようなものがあります。

 

・2003年:中国での「SARS(サーズ)」

・2009年:「新型インフルエンザ」

・2020年:「新型コロナウイルス」

2003年の「SARS(サーズ)」では、封じ込めに完全に成功して、SARSの患者さんは「ゼロ」になりました。その問題を解決するのに約8カ月かかりました。

次の2009年「新型インフルエンザ」では、残念ながら現時点(*2020年3月)でも解決していません。毎年恒例の「季節性のインフルエンザ」の予防接種は、この2009年の新型インフルエンザに関するワクチンになります。だからこれは解決していない「今でも続いている問題」となります。

ただ、社会がもはや2009年の「新型インフルエンザ」で大騒ぎしてないのは、社会が受け入れたからだと言えます。たとえば、毎年恒例のインフルエンザであれば日本人1億2600万人のうち、1000万人くらいは新型インフルエンザにかかり、毎年2000人くらいの方は、残念ながらお亡くなりになります。

それが事実であることを、社会が受け入れたということです。つまり、社会は、「季節性のインフルエンザで亡くなる方をゼロにしよう!」とは思っていないことになります。

 

・毎年1000万人くらいの方はインフルエンザにかかる

・残念ながらそのうち2000人くらいの方はお亡くなりになる

・「新型インフルエンザ」というのはそういうもの

これらの事実を受け入れたことで、「新型インフルエンザ」が大騒動になったのは約2ヶ月間にとどまりました。そして、厚生労働省は第一波という言い方をしましたが、「第一波が落ち着きました」「沈静化しました」と発表したのが11ヶ月後でした。

 

 

■新型コロナウイルスを過去の例に当てはめてみると?

 

今回の2020年「新型コロナウイルス」の状態を説明すると、まずは最初は完全に封じ込めを狙いました。つまり、2003年のSARSと同じような状態を、人類は目指したことになります。

 

・中国の武漢で発症したとわかる

・武漢を完全に封鎖する

・感染が広がらないようにする

・完全に封じ込めをする

 

このような形を試みたのですが、残念ながら今回の場合はうまくいきませんでした。完全な封じ込めに失敗をして、世界的な大流行になってしまったのです。それで、世界保健機関(WHO)が、「パンデミック(世界的大流行)」という言い方をしました。

ですから、2003年のSARSのような完全な封じ込めは今後、もう考えられません。つまり、新型コロナウイルスに感染している人が全世界の中で再びゼロに戻るということは、もう想定し得ないのです。今は、次のように「社会が受け入れるのを待っている段階」だと言えます。

 

・ある一定数の方々が新型コロナウイルスに感染した

・その一定割合の方が、新型コロナウイルスをもとにお亡くなりになる

・それを社会が事実として、受け入れる

 

このような状態になるのを待っている段階です。結局、ありとあらゆるものが原因で毎年、何らかの方々がお亡くなりになっています。たとえば、次のような方々がいます。

 

・交通事故でお亡くなりになる方:全世界の中で毎年100万人

・癌でお亡くなりになる方

・心筋梗塞などでお亡くなりになる方、、、

このような形で受け入れられるのと同様、ある一定の事実として社会が受け入れるのを待っている段階だということです。

 

2009年の新型インフルエンザを基にした場合は、マスコミが全世界的に大騒ぎしたのが2ヶ月間でした。そして結果的に、厚生労働省が第一波に関しては沈静化した、と発表したのが11ヶ月後でした。それを類推で今回の新型コロナウイルスに当てはめてみると、次のようになります。

 

・最初:2020年2月11日頃:ニュースになり始める

・2ヶ月後:2020年4月11日頃?:マスコミ・世論の大騒ぎのピーク?

・次第に、ニュースが新型コロナウイルス一色ではなくなる??

・11ヶ月後:2021年1月11日:社会が受け入れ、世間が話題にしなくなる???

 

これは、あくまでも「新型インフルエンザ」の例を当てはめているだけですが、一つの目安にはなり得るのではないかと考えます。

 

 

■今回のニュースから、投資家として学べることは?

では、投資家として、どのように考えた方が良いでしょうか。まず、大切なことは、【結果】ではなく【原因】をしっかり分析するということです。次のような【結果】を見ても、この後に役に立つ類推をしていくことはできません。

・株価が暴落した

・では、株価は下がり続けるか? ここから上がっていくか?

そうではなく、もし、これから先の事を類推するのであれば、結果ではなく【原因】に焦点を当てる必要があります。つまり、投資家としては常に、次の考え方が大切だと言えます。

 

・物事が起きている原因は何かを考える

・その原因に関して詳しい分析をする

また、否定的な事実でも、しっかりと事実を見ることも非常に重要です。新型コロナウイルスに関しては、明らかに否定的な事実です。全世界的に、次のようなことが起きています。

 

・患者さんが増えた

・それにより、お亡くなりになる方が増えた

・それによ理、経済が大きなで影響でダメージを受けている、、、

 

このような事実から目を背けないで、次のように事実は事実として見ることが重要です。

 

・完全な封じ込めを狙った

・封じ込めは上手くいかなかった

・世界的大流行=パンデメックにまで広がってしまった

 

さらに、株価暴落について言えば、その企業自身の実力があまり変わってないのであれば、慌てて投げ売りをする必要は全くないと思っています。あくまでも、やはりどこまで行っても一過性です。5年、10年、20年と長期的に影響がある出来事ではなく、いわば「台風」と同じです。

台風が来ている時は、その台風に警戒し、台風が通り過ぎるのを待たなくてはいけません。しかし台風のせいで日本全体が吹き飛ばされたということはありません。

それと同様に、その企業にとって今、2020年2月、3月、4月という段階で影響を受けているのは確かだったとしても、それが5年、10年、20年と、その企業のこれからの持続的な成長発展に影響を与えるような出来事ではありません。

 

ですから、投資家としては、その企業自身の実力が変わっていないのであれば、慌てて投げ売りする必要はなく、ただ冷静に社会が受け入れるの待ち、事態が落ち着くのを待っていれば良いのではないか、と考えています。

 

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貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

浅川淑子(あさかわよしこ)

 

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