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【Google】スマホ普及で動画(YouTube)が好調

浅川です。

白坂先生に、今日の「なぜ」を解説していただきます。

【Google】スマホ普及で動画(YouTube)が好調

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【Google】スマホ普及で動画(YouTube)が好調

 

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■グーグルの株価は、理論上の株価の2倍

 

まず 、グーグル の「理論上の株価」と「実際上の株価」を確認します。「理論上の株価」は、グーグルという企業が本業で上げている営業利益から計算する株価になります。「実際上の株価」は、その実力に、投資家の期待などが入って形成される期待価格になります。

 

すると、実際上の株価は、理論上の株価の約2倍になっています。今の実力よりも2倍、全世界の投資家がグーグルという企業に期待しているということです。要するに、「まだグーグルは伸びる」と判断していると言えます。

 

 

■インターネット広告費の伸び率は20%

 

ここで、2019年の歴史的なことを日本国内に限定して話をします。それは、テレビに出された広告金額よりもネットに出稿された金額の方が上回ったことです。

 

企業が「何に広告費を出すか?」と言ったときに、今まではテレビが最大でしたが、今は最大がネットです。世界だけではなく、昨年日本も、大企業が自分たちの商品サービスを広告する広告料金を、ネットに一番出すことがわかりました。そうした時に、広告費がどれぐらい伸びたかと言えば、インターネット広告は2019年で20%伸びました。世界の伸び率と比較してみましょう。

 

・世界経済:3%

・東南アジア(マレーシアやタイ、フィリピンなど経済成長が著しい新興国)の経済:6%

 

そして、日本企業で非常に優秀な大企業、要するに、上場している大企業の非常に優秀な企業でも、15%伸びたら著しい成長だと言えます。そのような状況で、ネット広告は20%伸びたのです。それに対してテレビの広告出稿金額は、昨年に比べて2.7%減りました。

 

ネットは今年から5Gが始まります。5Gが始まると、スマートフォンで動画を見やすくなります。今までよりも、通信速度が100倍速くなります。すると、たとえば2時間の動画でも、インターネット上に3分でアップロードができるようになるため、世界中のインターネット上の動画が爆発的に増えていきます。

 

動画の数が増えると、当然その中には「面白い?」「人の役に立つ?」「ためになる?」という、いろいろな良い動画がたくさん上がり、人がますます動画をテレビではなく、スマートフォンで見るという流れになります。

 

昨年の時点で既にネットの広告費が好調であるため、今後はその傾向が一層加速していきます。

 

日本国内のインターネットに出稿されている広告金額は、今、2.1兆円です。その70%の1.5兆円が、動画で出された広告になります。これらを考えると、メディアの中心はインターネットだと言えます。特にスマートフォンで見られる動画が、世界だけではなく、日本でも主役になっていきます。それが、今の時代の流れです。

 

 

■グーグルの今後の見通しは?

 

あくまでも投資家として、グーグルやYouTube をどう見るか、という視点でお伝えします。そのときに、広告費の時代の流れが、株価に既に織り込まれているいう視点は、必ず持ってほしいと思います。実際のテレビ、新聞、雑誌のニュースで発表されたことは、すでに遅い情報です。基本的に、情報が発表されたことはすでに織り込まれた上で、この株価になっているという視点は、ぜひ持っていただきたいと思います。

 

企業を経営する側から見ると、広告費の時代の流れと共に、次の視点も重要です。

 

・「どこに広告を出そうか?」

・「やはり、ネットに広告を出そうか?」

・「ネットの広告でも、パソコン向けではなく、てスマートフォン向けの広告を出そうか?」

・「スマートフォン向けで、ホームページやブログのような文字写真の広告ではなく、動画の広告を出そうかな?」

 

これらの考え方は、企業経営として知っておいた方がいい知識です。

 

では、実際にグーグルに投資するかどうかに関して言えば、はっきり言って、「もう遅い」と言えます。今回で言えば、「動画が好調」など、テレビ、新聞、雑誌などに出ている情報は、「もう株価に入っている」からです。

 

この視点を忘れずに持っていただきながら、まだテレビ、新聞、雑誌に出ていない、本当にごく一部の人たちだけでしか共有されていない情報が、本当の意味で、株式投資家にとって非常に価値が高い情報になることを覚えていただきたいと思います。

 

・時代の流れをニュースで抑える

・それ以外の情報を、いかに自分の足を使って積極的に取りに行くか

 

これらの両方が大事になることを、今回、知っていただきたいと思います。

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貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

浅川淑子(あさかわよしこ)

 

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