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【ブラック企業大賞2019】史上初!2年連続で三菱電機|労働環境の整備に取り組んでもブラック企業のレッテルを貼られるリスクは無くならない!?ブラック企業と言われないために本当に取り組むべき課題

白坂です、

 

【ブラック企業大賞2019】史上初!2年連続で三菱電機

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「ブラック企業大賞2019」の発表・授賞式が12月23日、東京都内でおこなわれて、三菱電機が、史上初めて2年連続で大賞に選ばれた。長時間労働による40代社員の自殺が労災認定されるなどしていた。

(『Yahoo!ニュース』より一部引用)

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ブラック企業の定義:

(1)労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業
(2)パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人

(「ブラック企業大賞 実行委員会」発表より一部引用)

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大きな「時代の流れ」で言うならば、「男性社会」から「女性社会」への緩やかな移行期で起きていることだと認識しています。

 

男性社会:

(1)現状と目標との差がある

(2)差を埋めるための戦略を立案する

(3)戦略を効率良く実行する

 

理論上、最も効率が良いのは軍隊型の組織です。

上官が戦略を立案して、下官が素早く実行する。

分業制。組織に上下関係があるのは当たり前。組織はピラミッドの階層型。

この「男性社会」から「女性社会」へと緩やかに移行しつつあるというのが現在です。

 

女性社会:

(1)夢の世界に臨場感を感じられている

(2)脳の中では現実と理想の世界に差がない

(3)人生とは何か特定の目標を達成するためのものではなく、「今、この時・この瞬間が幸せか・どうか?」という過程を重視する

 

差がないのですから、階層型のピラミッドという組織は馴染みません。「みんなが平等」で「みんなの幸せ」を望んでいるので、組織も出来るだけ階層の少ない平等型の組織を好みます。

 

価値は、物も人も同じです。希少価値です。働き手として希少性を持っているのは女性。もし人手不足を解消できるとしたら、「今まで労働市場に出ていなかった女性(特に専業主婦)が労働市場に出てくれるか・どうか?」であれば、男性社会の価値観で、女性に働いてもらうということは出来ません。

 

 

今、歴史上で最も労働時間が短い。それでも男性社会の価値観で企業経営をすると「ブラック企業」というレッテルを貼られてしまう時代

 

 

今の日本人は、歴史上で最も労働時間が短いです。

・1日24時間のうち8時間

・土日・祝日は基本、お休み

・有給取得が義務化、、、

 

生きている時間のうち「4分の1」くらいしか働いていない現代人ですが、それでも「労働時間が長く」「給料が低い」と感じているのは、物理的に「労働時間が長い」からではなく、精神的に「労働時間が長い」と感じているから。つまり、女性的な価値観の持ち主に男性的な価値観を押し付けているからであり、一言で言うならば、

 

 

ストレス

 

 

を感じているから。

 

つまり、「その企業がブラック企業というレッテルを貼られてしまうか・どうか?」は、労働環境の整備に熱心に取り組んでいるか・どうかではなく、「女性的な価値観の従業員に男性的な価値観を強制していないか・どうか?」に関わっています。もし、この本質が分かっていないと、近い将来的には、

 

・週休3日なのに労働日数が多いと感じられてしまい、

・労働時間4時間でも長いと感じられてしまうので、

 

結局、何の問題解決にもならないということになり兼ねません。

もし本当に問題解決を図ろうとするのであれば、

 

 

「いかにストレスのない労働環境を創れるか?」

 

 

働いている時間に居心地の良さを感じられる。

そのためには、「どのような場所で?」「どのような人間関係で?」「どのような勤務体系で?」、、、というのを総合的に設計していく必要があります。1番は、

 

 

「価値観の違う相手」に「別の価値観」を強制的に押し付けない

 

 

目標達成にやりがいを感じている経営者が、目標達成よりも「今の幸せ」を重視している相手に価値観を押し付け続けていると問題は絶対に解決しません。どれだけ労働時間を減らしても一緒です。従業員の不満は物理的な長さではなく、精神的に長いと感じているということだから、です。

 

今の時代、「あの企業はブラック企業だ!」という風評を立てられてしまった企業が持続的に成長していくということは極めて難しい。なぜなら、顧客に直接でサービスを提供するのは従業員であり、その従業員の採用に苦戦してしまうからです。良いサービスを提供しようと思ったら、良い従業員を採用するというのが必須です。「ブラック企業で有名な企業で働きたい」と感じるのはごく少数でしょうから、「あの企業はブラックだ!」という風評が立ってしまうのは、企業にとっては大きなマイナス要因です。

 

 

「ストレスのない環境を整備しつつも、いかに持続的に成長する企業を創ろうとしているか?」

 

 

「働き方改革」

「生産性革命」

「女性活躍社会」、、、

 

単なる綺麗事のお題目ではなく、実際に真剣に取り組み続けている企業だけが、今後も持続的に成長する可能性が高い企業だと言えると思っています。

 

貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

白坂慎太郎

 

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