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日経平均 29,505円

白坂です、

 

日経平均 29,505円

 

日経平均株価が29,505円を記録しました。
バブル期の1990年8月以来、
30年半ぶりの高値更新となりました。

現在の株価上昇はバブルなのか?

 

まず、
バブルというのは、

価値<価格

という状態のことです。

 

本当は、そんなに価値がないのに異常な高値が
付いている状態をバブルと言っています。

 

そもそもバブルの起源は、

チューリップ・バブル

オランダでチューリップ球根の価格が
異常な高騰をしたことが最初のバブルと言われています。

 

チューリップの球根はチューリップの球根です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
綺麗な花としての価値としてはあっても、
花以上の価値はありません。

 

たとえ、
みんなが球根を競って欲しがって
異常な高値で取引されていたとしても、
誰かが、

 

>「いや、とはいえ、ソレ花の球根でしょう?
それほど高額で購入するほどの価値があるの??」

 

と気づいてしまったら、
バブルが崩壊します。

 

チューリップの球根の価格は、チューリップの球根の
価値相応の価格まで下落していくわけです。

 

日経平均の最高値を記録したのは1989年12月でした。
38,915円です。もし、今、起きていることが、
あの31年前と同じであればバブルです。

結論から言うと同じではありません。

違います。つまり、

 

バブルではない

 

ということです。

 

何が違うのか?

世界で見たときの相対的な評価が違う

 

今から31年前の1989年の頃は、
「ジャパン アズ ナンバーワン」という言葉に基づく、
過剰期待による株価上昇でした。

 

・世界の時価総額ランキングに日本企業が並び、
・世界一の長者は日本人でした。

 

つまり、

 

アメリカ以上に、日本という国、日本企業、日本人、、、が
過剰評価されたことによる株価上昇でした。だから、

 

>「たしかに、日本は優秀な国だし、日本企業・日本人は
素晴らしいかもしれないけれど、本当に、世界一の
アメリカ以上なの??」

 

・アメリカの方が国土が広く
・アメリカの方が豊富な資源を持っていて、
・アメリカの方が人口も多い中で、

 

>「たしかに、日本は優秀な国だし、日本企業・日本人は
素晴らしいかもしれないけれど、本当に、世界一の
アメリカ以上なの??」

 

と疑問を持たれたことからバブルが崩壊したわけです。
つまり、

 

価値<価格

 

だった、ということです。
31年前は、実力以上に、日本は過剰に期待されていました。
だから、熱狂が終わって冷静になった後に、本当の実力まで
株価が下落していった、、、ということです。

 

日経平均 29,505円

 

たしかに、
株価は、30年半ぶりの高値です。
見た目の数字は、かなり上がっています。
しかし、世界の中での相対的な位置で言うならば、

 

実は、かなり冷静

 

です。

 

たとえば、

 

(1)実力(GDP)
アメリカ      日本
2,100兆円   520兆円

 

(2)株式市場の時価総額
アメリカ    日本
3,600兆円     710兆円

 

(3)実力と時価総額の差(将来への期待)
アメリカ    日本
約1.8倍     約1.4倍

 

はっきり言って、
相対的な実力相応の評価です。

 

やはり、

アメリカが世界一の経済力だから、
アメリカの時価総額が最も高い。

 

日本の日経平均株価も上昇しているけれど、
相対的な位置からして、必ずしも過剰に期待
されているとは言えない。

 

日経平均 29,505円

 

見た目の金額は30年半前と同じに見えたとしても、
時代が30年経っています。全世界の経済力は
30年前と現在では全く違います。

 

・30年前は過剰期待
30年前の日本には、そこまでの価格で評価されるほどの
実力は残念ながらなかった。

 

しかし、

現在は、全世界の中では

実力相応

 

「今、何が起きているのか?」

・各国の政府がみんな大盤振る舞いの経済対策をしている

・全世界の家計の預金が増える

・預金が株式市場に流れている

・株価が上昇している、、、

 

です。

 

・あるお金は、アメリカの株式市場に
・あるお金は、日本の株式市場に
・あるお金は、中国の株式市場に、、、、

 

預金は、
基本、株式市場に投資されます。

 

投資には、株式市場以外にも、債券・不動産・外貨・金・暗号資産、、、
など色々な投資先がありますが、全ての投資市場の中でも株式市場に
半分のお金が投資されています。繰り返しになりますが、

 

預金は、
基本、株式市場に投資されます。

 

>「いや、私は株式市場には投資していません。
銀行に預金し続けています。」

 

という方もいらっしゃいますけれど、

 

それは、直接で株式市場に投資しているか、
それとも、間接で株式市場に投資しているか、、、

 

だけの違いです。

 

【直接投資】:
・家計→ 株式市場

 

【間接投資】:
・家計→ 銀行→ 株式市場
または
・家計→ 銀行→ 日本銀行→ 株式市場

 

以下、

大事なことなので3回繰り返します。

 

・日本で最大の株式投資家は日本銀行です。
・日本で最大の株式投資家は日本銀行です。
・日本で最大の株式投資家は日本銀行です。

 

と言うことで、

預金は、
基本、株式市場に投資されます。

 

違いは、
・銀行経由で「間接的」に株式投資をするのか?
それとも、
・家計が「直接」で株式投資をするのか?

 

銀行経由での間接だった場合は、
日経平均株価がどれだけ上昇しても、ただの1円の利益にはなりません。
収益は全て銀行の資産となります。

 

しかし、

もし家計経由での直接だった場合は、
日経平均株価が上昇すればするほど、利益が増えます。

 

収益は全て家計の資産となります。ゆえに、
お金・経済・株式投資、、、に関する知識こそが、

 

人生最大の資本であると確信しています。

 

日経平均 29,505円

 

今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。

 

白坂慎太郎

 

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シンタ
代表取締役社長 白坂慎太郎

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