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最善の選択をする方法

白坂です、

最善の選択をする方法:

【結論】
自分事をまるで他人事であるかのように冷静に観察する

最善の選択をしようとする時に陥りがちなのは、
「いつ・いかなる時にも上手くいくような絶対的に正しい答えがある」
という【錯覚】です。

しかし、
実際には、そのような絶対的に正しい答えはありません。

たとえば、
・「息は吸った方がいいですか?
それとも、吐いた方がいいですか?」

・「食べ物は食べた方がいいですか?
それとも、食べない方がいいですか?」

・「お金は貯めた方がいいですか?
それとも、使った方がいいですか?」、、、

いつ・いかなる時にも上手くいくような
絶対的に正しい答えというのは【ありません】。

・息は、ある時は吸った方が良くて、
ある時は吐いた方が良い。

・食べ物は、ある時は食べた方が良くて、
ある時は食べない方が良い。

・お金は、ある時は貯めた方が良くて、
ある時は使ったほうが良い。

いついかなる時にも上手くいくような
絶対的に正しい答えを求めるから
人生がどんどん・どんどん、、、難しく
なり続けてしまう。

しかし、
絶対的に正しい答えを求めるのを止めて
相対的な正しい答えで良いのであれば、
人生は急にシンプルになります。なぜなら、

・息は、吸ったら、次は、吐けば良く、
・食べ物は、食べ過ぎたら、次は、食べるのを減らせば良く、
・お金は、貯め過ぎたら、次は、使えば良く、、、

いつ・いかなる時にも通用するような
絶対的に正しい答えを求めるから難しくなるのであって、
相対的なもので良いのであれば簡単です。
難しいのは答えではなく、

状況を冷静に観察すること

人は、自分自身の人生に一生懸命すぎる傾向があります。
主観的なのです。だから、もう十分に食べているのに、
まだ食べ続けようとしたり、もう十分に貯めているのに
まだ貯め続けようとしたり、、、してしまいます。

逆に、
他人に対しては、他人事なので冷静です。

だから観察できています。だから、もし食べ過ぎている人を
見たら、もうそろそろ食べるのを止めた方がいい、と
簡単に分かるのです。

同じように、
最善の選択というのは、

状況を冷静に客観的に観察できたら簡単に判断できる

ということ、です。

「答えそのものが何なのか?」が課題なのではなく、
「どうすれば、今の自分の状況を冷静に観察できるか?」こそが
課題なのです。もし、自分自身の状況を冷静に客観的に観察できたら、

簡単に最善の判断が出来るようになります。

たとえば、
お金。

・貯めたら増える
・使ったら減る

簡単です。
だから、

・使い過ぎたら貯めれば良く、
・貯め過ぎていたら使って楽しめば良い

簡単です。
しかし、この簡単なことが
なぜか出来ません。なぜなら、

・使うことこそが正しいと盲信していると、
ずっと使い続けて遂には借金までする

・貯めることこそが正しいと盲信していると、
ずっと貯め続けて遂には一生使わずにいる

たとえば、
使うことこそが正しいと盲信している典型例は政府。
毎年・毎年での右肩上がりの経済成長という幻想に捉われ、
予算は必ず使い切り、足りないからと借金を増やし続ける。

貯めることこそが正しいと盲信している典型例は後期高齢者。
貯金があって、年金を受け取りながら、万が一に備えて保険に
まで加入しているのに、まだ、毎月・毎月で貯め続ける。
結果、ただの1度も人生を楽しめずに、遺族に相続の争いの種を残す。

結局、
人は、習慣の生き物であり、過去の言動を一貫させ続けようと
するために、反対方向へ変えるべき時に、反対方向へと行動を
変えられない。

ただ、
難しいのは答えそのものではありません。
絶対的に正しい答えなんかない、と手放せば簡単です。
相対的な正しさだけで良いと納得すれば、誰にでもすぐに分かります。

もし
お金であれば、

・貯めたら増える
・使ったら減る

簡単です。
だから、

・使い過ぎたら貯めれば良く、
・貯め過ぎていたら使って楽しめば良い

要するに、

今の自分がどちらに行き過ぎてしまっているかを、
まるで他人事であるかのように冷静に観察できたら
簡単に最善の選択肢を選べます。

同じように、
経済や各個人の人生には、まるで春・夏・秋・冬、、、という
季節の移り変わりかのような波があります。循環があります。

経済:
・回復期→ 好景気→ 後退期→ 不景気、、、

人生:
・回復期→ 好調期→ 後退期→ 不調期、、、

右肩上がりに一直線に良くなる、、、というのは幻想。
幻想を拠り所にしてしまうと、必ず途中で無理をしすぎることになります。
そして、気がつくと取り返しがつかないことになっています。

たとえば、
上場企業が3か月に1回、決算発表をしています。

毎回・毎回の決算発表で、いつも・いつも
増収増益、、というのは明らかに不自然。
必ず無理をしています。最終的には、M&A(合併・買収)で
会社の数を増やして、売上を連結して大きくしているだけ、となります。

数字は伸びているので成長しているように見える。
しかし、人・組織の実力は数字ほどには向上していない。
だから、

成長しているように見えて実質は膨張しているだけ

本来、自然なのは、
業績は良くなったり・悪くなったり、、、の循環を繰り返しながら、
5年・10年・20年、、、という長期で見た場合に、
過去よりもかなり良くなっている状態。

・アクセルを踏むべき時は、思い切ってアクセルを踏む。
投資を増やす。

・ブレーキを踏むべき時は、思い切ってブレーキを踏む。
経費を減らす、、、

「何が最善か?」は、
「今、波のどの状況か?」によって変わります。

経済:
・回復期→ 好景気→ 後退期→ 不景気、、、

人生:
・回復期→ 好調期→ 後退期→ 不調期、、、

もし難しさがあるとしたら、それは「何が正しいか?」という
答えの難しさではなく、「今、波のどの状況にいるのか?」
という状況の把握。もし、状況を冷静に把握できていたら、
簡単に最善を選択できます。

・息は、吸ったら、次は、吐けば良く、
・食べ物は、食べ過ぎたら、次は、食べるのを減らせば良く、
・お金は、貯め過ぎたら、次は、使えば良く、、、

「何が正しいのか?」という答え探しを一旦、中断して、
「まずは、今、どの状況にあるのか?」という観察に焦点を移す。
そして、実際に、自分ごとをまるで他人事であるかのように
冷静に客観的に捉える。状況を正確に把握できたら大丈夫です。

簡単に最善を選択することが出来ています。

今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。

白坂慎太郎