年功序列とは わかりやすく

 

白坂です、

 

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ありがとうございます。

 

まず、

 

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さて、

 

年功序列とは わかりやすく

 

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年功序列とは?

>「勤続年数、年齢などに応じて役職や賃金を上昇させる人事制度・慣習のシステム。

加齢とともに労働者の技術や能力が蓄積され、最終的には企業の成績に反映されるとする考えに基づいている。

 

(ウィキペディアより一部引用)

 

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世の中には「本音」と「建前」の両方があります。

・本音とは「こうしたい」という心の衝動です。

・建前とは「こうあるべき」という頭の理屈です。

 

表現を変えるならば、

・本音とは物事を前進させる「アクセル」であり、

・建前とは物事を制御する「ブレーキ」です。

 

各個人がそれぞれ本音だけで生きたならば社会は混乱します。秩序が全く保てないので、本音を制御するためのものが法律や道徳ということになります。

 

本音は非常に単純です。分かりやすいです。たとえば、お腹が空いたから美味しいものが食べたいという食欲のようなものが本音です。本音が複雑だということはありません。もし複雑なものがあるとすれば、それは本音ではなく建前です。「それを言ったらお終いだ」という本音を、いろいろな理屈で何とか制御しようとするのが建前だと言えます。

 

では、年功序列というのは「本音」でしょうか?それとも「建前」でしょうか?

すなわち、「年功を重視していれば、本当に企業の業績は良くなっていくというのは『本音』でしょうか?それとも、『建前』でしょうか?」もちろん、

 

建前

 

>「加齢とともに労働者の技術や能力が蓄積され、最終的には企業の成績に反映される」というのは、

 

建前

 

です。「そうあるべき」という頭の理屈であって、実際ではありません。建前は、現実にある一定の歯止めをかけるための論理でしかありません。では、年功序列が建前だったとして、本音は何なのでしょうか?この社会の真理は何なのでしょうか?

 

 

新陳代謝

 

 

古いものは常に新しいものと入れ替わり続ける。これが真理です。新陳代謝こそが、この地球の中のありとあらゆる生物に働き続けている社会の仕組みです。古いものよりも新しいものが良い。だから、古いものは常に新しいものと入れ替わり続ける。それが本音です。

 

身体が一番分かりやすいかもしれません。「スポーツの世界で1番活躍している選手たちは年長者たちでしょうか?それとも年少者たちでしょうか?」スポーツの世界であれば10代後半から30代前半の選手たちが活躍しているというのが現状ではないでしょうか?」

 

そして、それは必ずしも身体の分野だけではありません。知識の分野も同じです。スポーツ界だけではなく、たとえば将棋や囲碁のような知的ゲームの世界も同じです。現実として、最も活躍しているのは、やはり10代後半から30代前半の棋士達です。だから、当然、企業の場合も

 

 

新しい人たちこそが活躍している状態こそが健全

 

 

にもかかわらず、古い人が同じ会社に30年も40年も居座り続けて、しかも、年功序列ということで高い地位を得ながら多額の報酬を得ているとしたら、その組織はまず成長していません。衰退しています。年長者が年少者が持っている可能性を押さえ込んでしまっています。

 

 

「そうは言っても、年長者が持っている経験は有益なのでは?」

 

 

経験は経験です。プラスになる場合もあれば、マイナスになる場合もあります。つまり、経験があるからこそ上手くいく場合もあれば、経験があるからこそ上手くいかない場合もあります。

 

たとえば、将棋の世界で40代後半以降のベテラン棋士たちは過去の経験から基づく大局観を頼りに将棋を指します。今までの自分の過去数十年の経験からして、「この場合は、こういう手が大体いい手なのではないか?」という長年の勘を拠り所に将棋を指します。しかし、いかに大局観を持っているベテラン棋士だったとしても、短い時間でたくさんの手を正確に読める若手棋士には勝てません。

 

なぜなら、過去の経験というは、常に、過去の状況に基づくものだからです。過去Aという状況だったからこそAという手が最善手だったというだけのことです。状況は常に変わり続けています。過去Aという状況があったとしても、そのAという状況は2度とありません。過去Aという状況でAが最善手だったとしても、今はBという状況であれば今度はAは最善手にはならないのです。

 

にもかかわらず、「過去にAという手を指して上手くいったから、今度もAという手が良い」と人は判断しがちになります。そうすると、今度は上手くいきません。なぜなら、状況が変わっているからです。この場合、明らかに経験はプラスではなくマイナスに働いていると言えます。

 

 

年功序列は建前、新陳代謝こそ本音

 

 

建前は頭の理屈です。本音は心の衝動です。

どちらがエネルギーが強いかとえいえば、本音の方が建前よりも24倍強い。

だから、いかに「社会は年功序列であるべきだ」と頭で考えたとしても、いずれ年功序列は上手く行かなくなります。

 

たとえ、いくら頭で「年長者の方が優れているはずだ」と考えようとしたとしても、実際は、年少者の方が優秀だという現実がある以上、年功序列の組織が上手くいかなくなるのは時間の問題です。経営において大事なのは、頭の理屈に捉われるのではなく現実に対応し続けること。すなわち、

 

・年長者だからといって踏ん反り返り続けるのではなく、

・年少者だからといって卑屈になり続けるのではなく、

 

 

「結果に対して、誰が正しいかではなく【何が正しいか?】」を問い続けること

 

 

年長者だから正しいことを言っているとは限りません。年少者だから間違ったことを言っているとも限りません。ある時は年長者が正しいことを言っているかもしれませんが、ある時は年少者の方が正しいことを言っているかもしれません。つまり、年齢は関係ないのです。常に、

 

 

「結果に対して、誰が正しいかではなく【何が正しいか?】」を問い続けること

 

 

結果に対して、年齢は関係ありません。もし年長者とか年少者という年齢が組織における判断の材料になっていたとしたら、その組織は衰退に向かっています。身体の面でも知性の面でも、基本、年少者の方が優秀です。10代後半から30代前半の人の方が良い結果を出します。道徳的な良い・悪いではなく、現実は現実として受け止めることがまずは大事です。

 

もし年長者の経験がマイナスではなくプラスに生きることがあるとしたら、それは、たった1つの分野しかありません。それは、

 

 

人との付き合い方

 

 

人間は若いうちは、何でもかんでも自分の思い通りにしようとします。思い通りになれば機嫌が良くなり、思い通りにならなければすぐに不機嫌になります。そして、物事を何でもかんでも白黒ハッキリつけようとします。

 

しかし、世の中に100%完全・完璧な人間がただの一人も存在していない以上、人に対して完全・完璧を求めるのは無理があります。今、目の前にいる人は決して完全・完璧な人ではありません。欠点があって、できないことがたくさんあって、過去に失敗をしてきたことで心に傷を持っている人です。だから、もし誰かと付き合うとなれば、それらの欠点は見て見ぬ振りをしながら、

 

 

相手の強みに焦点を合わせること

 

 

人が組織を作って協力をしながら仕事をするとしたら、それは弱みを指摘しあうためではありません。それくらいだったら、一人でやった方がよほど良い仕事をします。もし、人が組織を作って協力をするとしたら、各個人の弱みを無視した上で、互いに異なる強みを活かし合うため。その人の弱みを見て見ぬ振りをして、常に相手の強みに焦点を当てようとするという

 

 

人との付き合い方というのは人生経験によって磨かれていきます

 

 

「若い者にはまだまだ負けない」ということを言っている時点で未熟です。勝てないものは勝てません。負けるものは負けるのです。体力や知力においては若い人の方が優秀である方が当たり前。その現実は現実として謙虚に受け止めるということが大事です。ゆえに年長者は、

 

 

「いかに職人から本当の経営者へと進化していくことができるか?」

 

 

職人というのは、自分の知識・技能・経験で勝負し続けようとする人です。職人気質のままだから「若い者にはまだまだ負けない」という変なところにコダワッてしまうのです。世間で評価されるのは、自分のコダワリではなく、あくまで出している結果。であれば、勝てないものは勝てないと素直に認める。負けていることは負けていると素直に受け入れる。そして、勝てるもので勝負する。すなわち、若い人たちと競うのではなく、

 

 

「いかに若い人たちが活躍できる場を創れるか?」という本当の経営業務をやっていく

 

 

かつてはスポーツ選手として大活躍していた人も、やがて、監督となりオーナーへとなっていく。

観客から注目されるグランドの中では若い選手たちにスポットライトが当たる中で、その若い選手たちが活躍するためにチームを率いていく。チームが勝つために、ある時は感情的に、しかしある時は冷静・冷徹に判断し続けていく。

 

年功序列は幻想です。年を重ねれば技術や能力が蓄積され会社の業績が上がっていくとは限りません。もし出している結果に対してではなく、年齢という要素だけで年長者が高い地位や多額の報酬を得ているとしたら、その組織は衰退していきます。

 

成熟した人というのは勝てる人ではなくむしろ負けを認められる人。少なくても、体力や知力においては、若い人たちの方が優秀であるということを素直に認められる人。その現実を現実として認められた上で、「いかに若い人たちに活躍の場を創れるか?」に注力できる人。その本当の経営業務にこそ、過去の人生経験を活かすことができる人。

 

年長者だからといって踏ん反り返るのを止めてから、現実が現実をありのままに見えるようになっていきます。すなわち、「結果を出すために、誰が正しいかではなく【何が正しいか?】」を考えられるようになっていきます。そして、常に「何が正しいか?」を冷静に判断し続ける経営者に率いられた会社こそが

 

持続的に成長していく偉大な企業へと飛躍していきます

 

年功序列とは わかりやすく

 

 

貴重な時間にて文章をお読みくださり感謝しています。
ありがとうございます。
それでは、また。

 

白坂慎太郎

 

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